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次世代光母材製造装置と紡糸タワー【ローゼンダールネクストロム】

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次世代PCVD母材製造装置 OFC11

 Rosendahl Nextrom(ネクストロム)は屈折率プロファイルの調整問題を解決すべく、近年は次世代のPCVD母材製造装置開発に注力している。他の母材製造方式と比較して、プラズマプロセスでは(PCVD)装置の中の純度は一層重要視される。「OFC11」の設計ではシーリングを改善し、リークポイントの数を減らすように注意が払われている。カスタム設計されたロータリーシールを使用することで、プリフォーム接続の信頼性が向上し、繰り返し性が良くなるため、最高品質のプリフォーム製造が継続的に行えるようになる。同社の母材製造装置には、すべてのガスラインと接続部に超高純度ステンレスが使用されている。PCVD原材料の純度をさらに高めるべく、専用の精製システムがガスキャビネットに備え付けられていることが、より高品質のプリフォーム製造を可能にする。PCVDファイバ市場は、特殊ファイバ母材と通信用ファイバ母材の両方で拡大中だ。「弊社の開発する高品質PCVD母材製造装置は、いずれの用途にしろ将来的な光ファイバメーカーのニーズに応える価値のある装置となるだろう」と同社は述べている。

特殊ファイバ用紡糸タワー OFC 20SF

 Nextromは特殊ファイバ用の紡糸タワー開発を継続的に行っており、常に最前線の製品を提供し続けている。特殊ファイバ用紡糸タワー「OFC 20SF」の最大の特長は、抵抗加熱式電気炉設計によって、どのようなユーザニーズにも柔軟かつ正確に応えることが出来る点だ。高度な温度コントローラを使用することで非常に正確な温度安定性を実現し、電気炉温度変動は2100℃でわずか±0.5℃以下。ファイバ引取機(キャプスタン/キャタピラ)はガラスチューブないしファイバの芯をずらさずに低いコンタクトストレスで引き取ることが可能、実証済みのファイバ径変動も最大で±0.1µmの誤差に留まる。また、これらのライン制御システムは、カスタマイズした機能とインタフェース設定で完璧にマネジメントされ、光ファイバ品質管理システムやコーティングアプリケータ冷却システムも完備している。同設備のもうひとつの大きな特長は、省スペース対応という点だ。巻取機は省スペースであるが幅広いリールに対応し、設置面積が小さいためクリーンルームスペースの節約にも繋がる。また、特殊ファイバ用途のみならず、研究開発用途のミニタワーとしても利用可能だ。