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第33回神奈川工業技術開発大賞の大賞を受賞したCATV監視システムを展示【ミハル通信】

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 2月1日~3日にパシフィコ横浜で開催されたテクニカルショウヨコハマ2017では、「第33回神奈川工業技術開発大賞(神奈川県・神奈川新聞社主催)」の大賞を受賞したミハル通信のCATV監視システムが展示された。ブースには神奈川県の黒岩知事も訪れ、この装置に興味を示していた。

CATV監視システムに興味を示す黒岩知事

CATV監視システムに興味を示す黒岩知事

 このシステムはヘッドエンドの最終出力を客観的に監視するという方法を採用しているため、監視ユニットが想定していない異常でも自動的に切り替えるという画期的な製品だ。
 信頼性の高い監視を実現したこのシステムは市場で注目を集めており、2014年に販売を開始してから累計販売実績は128台(平成27年度迄)となっている。同社 総務部 主査の岩鶴賢一氏は「40社弱のCATV事業者様にご採用頂いており、大手の映像配信事業者様にもお使い頂いている」と説明している。

1台で全チャンネルを監視することにより省スペース化と低コスト化を実現

 このシステムはQAM信号(BSトラモジ/地デジトラモジ)、OFDM信号(地デジパススルー/地デジ自主)、BS-IF・FSK・FMと、CATVで使用される全ての信号をポーリングしながら順次監視できる。更には、これらの変調波のRF状態(レベル/BER/MER)、受信状態、TSの状態、画像音声の状態(フリーズ/ブラック/ブルー/無音など)も監視できるので、これまでは加入者クレームとなっていたような映像系の障害も、瞬時に対応することが可能だ。
 監視装置1台で全ての信号の監視に対応できるので、スペースの効率化や、システム構築のコスト軽減に繋がる。特に、ポーリングにより1台で多数の周波数を監視できる点は、多チャンネルの監視において非常に大きなコスト削減を図ることができると、ユーザから高く評価されている。岩鶴氏は「従来は1チャンネル毎にSTBと監視装置を必要としていたので、大規模なスペースが必要だった。対してこの製品は出力信号も直接受信して監視しているので、STBも必要ない」としており、「4Kの場合でも、本製品ならばHEVCオプション対応で直接受信して監視することができるので問題は無い」と話している。

CATV監視システム

CATV監視システム