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ミライト・ホールディングスの2022年3月期決算と、中期経営計画【5】

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2023年3月期 通期計画

 2022年度の通期業績計画は次の通り。
通期業績計画
受注高:5,400 億円(対前期+187億円)
売上高:5,400 億円(対前期+696億円)
営業利益:300 億円 (対前期-28億円)
営業利益率:5.6 %(対前期-1.4%)

株主還元
配当:55円 60円(3期連続増配)
自己株取得:20億円(4期連続実施)

2022年度 営業利益計画。売上高は、西武建設を除いても4,730億円(対前期 +27億円)となる。中山氏は「特に環境社会事業などでの売り上げ増で成長を図る」としている。

2022年度 営業利益計画では減益を想定。中山氏は「環境社会事業やICT事業は利益貢献が期待できるものの、昨年度の営業利益に大きく貢献した高度無線環境整備事業などが、今年度は激減する。また、三社統合での一過性の費用もあるので、残念ながら減益を想定している」と話す。

中期経営計画 (2022-2026)

財務の中計目標イメージ。

 中計目標は、2026年に売上高7,200 億円以上、営業利益率は7.5%以上。そして、みらいドメイン比率は40%以上となる。
 中山氏は「バランスシートの方では、株主還元で新たな方針を出していく。これまで30%と言ってきた総還元性向は、50%を目線に安定的な配当の成長と機動的な自己株式取得を実現していく。また、利用目的のない自己株式は消却を検討する」と株主還元の強化を強調、また成長投資に関しては「株主還元後のフリーキャッシュフローは、成長投資へ重点的に配分をするとハッキリと申し上げる。外部格付 【A格】 維持を前提に、負債も活用していく。これによりROE10%+、ESP成長率の年10%+を図っていく」と説明している。

非財務における各項目の目標。

2030年度の到達イメージ。

 中山氏は「2026年に売上高7,200 億円、営業利益率7.5%。この山を登りきることで、グループとして次に登るべき5年の山が見えてくる。新しいミライト・ワンでは、『未来実装力』をキーワードとしながら、グループとして成長していきたい」と話している。

ミライト・ワンを中心としたグループ各社。

レポート目次

2022年3月期 決算概況
7月に新会社・ 新グループ設立へ
MIRAIT ONE Group Vision 2030(人間中心経営)
MIRAIT ONE Group Vision 2030(事業成長加速)
・2023年3月期 通期計画と、中期経営計画 (2022-2026)