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ダイヤトレンドが、ローコスト産業用スイッチングハブにPoEモデル2機種を追加。小型&ギガ対応はそのまま踏襲

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 ダイヤトレンドは10月17日、PoEスイッチングハブ「DEH-GP5」「DEH-GP8」の2機種を11月11日に発売を開始すると発表した。(情報提供:PR TIMES)

 同社は「今回発売する2機種はIEEE802.3at(PoE+)規格に準拠し、1ポートあたり最大30WのPoE給電が可能だ。電源確保ができずネットワーク化を諦めていた箇所へのDX化を更に推進する」としている。

製品外観

新製品開発の背景
 世界のPoEソリューション市場は年々増加をしており、2023年に公表されたResearchNester社の市場レポートによると、2022年に約20億米ドルの市場規模に達し、2035年までは最大10%のCARGが予想されている。PoEソリューション市場におけるIoT接続セグメントでは、製造、小売、ヘルスケア、運輸等の様々な業界においてIoT機器の利用増加に伴い、PoE対応スイッチおよびルータの導入が更に拡大すると予測されている。
 ダイヤトレンドは「2024年6月28日に省スペースと速さを両立した産業用イーサネットスイッチングハブのローコストモデル『DEH-G5』『DEH-G8』を発売して以降、PoE機能のリクエストが多かったため、製造現場におけるPoE対応機器のニーズは十分と判断し、ローコストにPoE機能を加えた新製品『DEH-GP5』『DEH-GP8』を開発した。『DEH-GP5』には汎用ギガビット対応LANポート1ポートに加え、PoE給電ポートを4ポート配置(最大120Wまで)、『DEH-GP8』にはPoE給電ポートを8ポート配置(最大240W)した」と説明している。

新製品の特長
 「DEH-GP5」と「DEH-GP8」は、高評を得ているローコスト産業用スイッチングハブ「DEH-G5」「DEH-G8」にPoE機能を追加した、ローコストかつ高性能な産業用PoEスイッチングハブだ。IEEE802.3af/at規格に準拠しており、1ポート最大30WのPoE給電が可能だ。
 機能概要は次の通り。

ローコスト化:設計の見直しや不要機能の削除により、低価格を実現。

最大30WのPoE給電可能:IEEE802.3af/at規格に準拠しており、1ポートあたり最大30WのPoE給電が可能。IPカメラやIP電話、POS端末、アクセスポイント等多くのPoE対応機器にLANケーブルのみで給電できる。

ギガビット対応LANポート:高速なデータ通信を実現するギガビット対応LANポートを標準装備。

耐環境性:厳しい環境(-25~70℃ )でも使用できるよう設計されている。

静音ファンレス設計:静かな場所でも動作音を気にせず使用できる。

DINレール取り付け:簡単に取り付けられるDINレール対応。

省スペース設計:筐体サイズをコンパクトに設計し、省スペース化を実現した。

今後の展望
 ダイヤトレンドは「今回発売した『DEH-GP5』、『DEH-GP8』を皮切りに、さらなる技術革新とコストパフォーマンスの向上をめざし、DX化を推進するネットワークソリューション製品の拡充をしていく」との考えを示している。