光通信技術セミナー企画委員インタビュー:布施 由起治氏【富士通オプティカルコンポーネンツ】
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■講演タイトル
【FOE-1】
800G/1.6T/3.2T光トランシーバ標準化とモダンデータセンタ向けCPO/LPOの最新動向
■コースリーダー
富士通オプティカルコンポーネンツ
執行役員
布施 由起治
■講演者
IGSコンサルティング
代表
磯野 秀樹
データセンタで必要とされる情報量は予想を上回るスピードで増加し、800G/1.6T/3.2T等の超高速光トランシーバの標準化がIEEE802.3/OIF等の国際標準化団体で審議されている。本講演では、その最新動向とともに最近特に注目されているモダンデータセンタ向けCPO/LPOの動向についても紹介する。
布施氏は「標準化の最新動向を解説した後、今話題のAIを伝送する光ネットワークという観点から、どのような光トランシーバが求められるのか、それは従来と何が違うのかといった変化にも触れる」と話す。
登壇する磯野氏は、1981年に富士通株式会社に入社。2009年から富士通オプティカルコンポーネンツにて、光通信用光部品全般の開発業務、マーケティング業務に従事。1996年からIEC/OIF/IEEE802.3/JIS等の国内・海外標準化活動に従事。2021年IGSコンサルティングを設立し、標準化全般のコンサルティング業務を請負う。現在、IGSコンサルティング代表、IEC SC86C/WG4国際コンビナ、国際標準化団体IPEC Vice President。
国際標準化に長く携わっている磯野氏は、世界のキーパーソン達と情報を交換する機会も多いだろう。AI需要がデータセンタ投資を加速し続けている中、光ネットワークの効率化はどのようなアプローチで進んでいくのか。磯野氏による講演では、その知見によりピックアップされた、各光トランシーバの長所と、市場で求められる性能を知ることができそうだ。
布施氏は「AIアプリケーションによりデータセンタの光ネットワーク構成は変化し、光コンポーネントにも影響を与えた。磯野氏には、生成AIのような電力消費の大きなアプリケーションの広がりも予測される中で、光トランシーバ技術がどのように進化していくのかを解説していただく」とし、「また、技術的な話だけではなく、クラウドサービスが登場してビッグテックが光ネットワーク市場に大きな影響を与えたように、AI時代にも爆発的な物量で光ネットワーク市場に影響を与える存在が新たに登場するのかについても触れる予定だ」と説明している。
(OPTCOM編集部)
光通信技術セミナー企画委員インタビュー目次
■6月26日(水)の講演
【FOE-1】800G/1.6T/3.2T光トランシーバ標準化とモダンデータセンタ向けCPO/LPOの最新動向
企画委員:布施 由起治氏【富士通オプティカルコンポーネンツ】
【FOE-2】AIデータセンタ実現に向けた光ファイバ技術の将来展望
企画委員:和田 悟氏【フジクラ】
【FOE-3】チップレット技術の進化と挑戦
企画委員:鈴木 貴智氏【キーサイト・テクノロジー】
■6月27日(木)の講演
【FOE-4】NTT東日本のAPNサービス提供、ユースケース創出に向けた取り組み
企画委員:中村 二朗氏【NTTアドバンステクノロジ】
【FOE-5】AI クラスタにおける光インターコネクトの地殻変動
企画委員:小熊 健史氏【日本電気】
【FOE-6】光電融合デバイスの進展:通信からコンピューティングまで
企画委員:森 浩氏【アンリツ】
【FOE-7】超広帯域光ファイバ通信技術の動向
企画委員:黒部 立郎氏【古河電気工業】
【FOE-8】どの光変調器がベストか? 薄膜LN vs InP vs SiPh
企画委員:佐藤 良明氏【NTTイノベーティブデバイス】
■6月28日(金)の講演
【FOE-9】IOWN に見る All Photonics Network の最新研究開発動向
企画委員:鈴木 巨生氏【三菱電機】
【FOE-10】コパッケージ vs リニアドライブ
企画委員:佐藤 良明氏【NTTイノベーティブデバイス】
【FOE-11】Space Compassが目指すマルチオービット構想における光通信技術
企画委員:玉置 忍氏【住友電気工業】