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つくばフォーラム2024Preview【エクシオグループ】

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「KSライニングNKシステム」による重防食工法の考案

 エクシオグループの最大の存在基盤は、技術力。時代が変わっても、常により優れた技術、一歩進んだ技術を追い求め、それを自分たちのものにしていく企業集団をめざしている。
 今回は、NTT東日本、NTT西日本の電気通信技術標準実施方法で認められた 「KSライニングNKシステム」による重防食工法の提案ほか、VE提案採用品および現在提案中の現場で役立つ提案品21点を紹介するという。

「KSライニングNKシステム」

 「KSライニングNKシステム」(以下、本工法)は、主に硫化水素による劣化が著しい環境で使用する塗料型の防食技術をNTT橋梁添架設備の防食に活用し、従来からの標準工法であるテープ巻き付け工法と同等の品質・耐久性の確保を可能とした工法だ。
 塗料型の防食工法であることから、狭隘部や複雑な形状の部材も塗布のみで防食が完結するため、テープ巻き付け工法で必要なバックアップ材等の設置が不要となり施工性が向上した。また、防食工事に伴う既存橋梁添架設備の形態や橋梁本体にかかる重量の変化が極めて小さいため、施工に伴う河川管理者との工法協議稼働も削減可能となる。
 エクシオグループは「本工法を用いることで、協議~完成までの全体工期が短縮されるとともに、防食に係わる施工コストの削減(≒▲20%)を実現した。施工性向上、経済性、協議稼働削減の効果により2022年度には3橋の橋梁添架設備の防食工事において本工法が採用されたが、更にNTT東日本様、NTT西日本様へのVE提案において『採用A』を獲得したことにより、2023年度には前年度の6倍を超える20橋まで採用が拡大した。また、2024年3月に改訂されたNTT様の電気通信技術標準実施方法(NTT東日本:2024.3.13、NTT西日本:2024.3.18)に本工法が反映されたことで、当社グループ以外の通信建設会社各社の認知度向上も期待されることから、2024年度の計画段階で全国30橋の工事に採用されている本工法の更なる拡大に向け、各社様から発注者様への新規工法提案および工法変更提案の支援等を推進する」と説明している。

従来工法と、「KSライニングNKシステム」による重防食工法の比較。

特集目次

■NTT AS研 海老根所長インタビュー

・研究開発の方向性

・サービスの高度化・多様化を支える技術

・運用を抜本的にスマート化する技術

・新ビジネス領域を開拓する技術

■パネルディスカッションや技術講演

・技術交流サロン・ワークショップ

■出展社Preview

・NEC

・エクシオグループ

・住友電工グループ

・日本コムシス

・横河計測