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クロック線の導通試験を効率化

新型クロック線導通試験器

送信機。寸法75×35×135mm(W×H×D)。重さ180g。直結用折返コネクタ、ア-ス接続ケーブルを添付。

 本製品は、NTT通信設備において、クロック線を導通する試験器だ。
 クロック線とは、通信設備がデータを送受信するタイミングのずれを修正し、同期を取るための交流信号(クロック信号)を受信する回線のこと。
 近年、迷走電流による装置の誤作動防止や落雷時の雷サージ電圧による装置破壊防止を目的として、このクロック線の中間に直流信号を透過させない絶縁トランスを介したネットワーク構成が増えている。
 従来型の直流信号による導通試験器では、絶縁トランスを介した導通確認ができず、区間を分割して実施するという非効率さがあった。
 その事から疑似クロック信号を発信する送信器と複数の信号パターンを検知する受信器で構成する本装置が開発された。絶縁トランスを介した構成でもエンド・ツー・エンドでの導通確認が可能だ。
 その他の特長として、信号の瞬断を検知する機能や、芯線間および芯線、シールド間の混線を検知する機能も有しており、効率的かつ高精度な導通試験が行える。
 製品概要は次の通り。

受信機。寸法75×35×135mm(W×H×D)。重さ164g。コネクタBOX接続ケーブルを添付。

  • クロック装置架CSM-4におけるクロックケーブルの正常性が簡単にわかる。
  • コネクタBOXを介する事で、受信装置コネクタが異なる場合でも対応可能。
  • クロックケーブルが装置直結の場合とIF-Cを介す場合でも両端のコネクタ間で導通確認でき、ケーブルの接続状態(芯線間)やシールドとの混線の有無をチェックして結果表示する。
  • クロックケーブルの付線状態(T,R)の正常/レバースをチェックし表示する。
  • クロック信号を受信中に瞬断(ルーコン)が発生した場合、瞬断表示ランプで表示する。
  • 送信器にて疑似クロック信号を送信し、受信器にて受信されたパターンを表示する。
  • 送信器および受信器とも、単三乾電池×2個を使用して約連続50時間使用可能。

コネクタBOX。寸法85×35×170mm(W×H×D)。重さ277g。ア-ス接続ケーブルを添付。

特集目次

・NTT AS研 青柳所長インタビュー

・技術交流サロン・ワークショップ

■出展社Preview

・NEC

・エクシオグループ

・住友電気工業

・日本コムシス

・横河計測

以下、後日更新

■会場Review