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ビル搬入口でのフルハーネス型墜落制止用器具に最適な取付フック

搬入口内で自由にフックを設置

 「搬入口墜落制止用器具取付フック」は、ビルでの搬入出作業において転落の恐れがある搬入口内で、無ロープ状態にならないように墜落制止用器具を取り付けることが可能なフックだ。
 同社は作業環境の背景について「政令の改正により、墜落制止用器具はフルハーネス型の着用が原則となった。しかし、より衝撃荷重の小さい第一種ショックアブソーバー(振動を減衰する装置)は、フックの取り付け位置が腰より高い位置と定められており、ビルの搬入口内にある既存の器具取り付けフックは床面等低い位置に設置されているケースが多いことから、この第一種の使用ができないという課題があった」としており、「今回ご紹介する『搬入口墜落制止用器具取付フック』は、搬入口内の壁面の高い位置など自由にフックを設置することが可能なため、フルハーネス型墜落制止用器具(第一種)を使用できるようになり、より安全な作業環境を実現できる」と説明している。
 シャックル部分は、搬入口側と壁側に可動できる構造となっている(画像右上)。これには、使用時に搬入口側へシャックルを張り出すことでロープの摩耗を軽減するメリット、そして未使用時には室内の往来の邪魔にならないよう壁側に収納できるメリットがある。また、収納時はシャックルを磁石で壁側に固定できるので、何かの拍子にシャックルが誤って張り出すことも予防できる。
 この「搬入口墜落制止用器具取付フック」は作業の安全性を高めるだけでなく、室内にフックを設置できることで物品の運び入れがスムーズになるので、作業効率の向上にも繋がる。また、シャックルの間口が広いのでほとんどの墜落制止用器具のフックに対応しており、多様な活用が期待できる。同社は「屋内に設置することから風雨による腐食も無く、耐久性も長く保たれ、持続的な安全と共に、長期的なコストも低く抑えることができる」と話す。

「搬入口墜落制止用器具取付フック」の利用イメージ。

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