つくばフォーラム2022Preview【住友電気工業】
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作業性が向上した超小型融着接続機や、高強度光コード
超小型融着接続機「TYPE-201+」
融着接続機「TYPE-201+」は、同社従来機で好評だった小型・軽量はそのままに作業性を追及した製品。吊り下げ作業対応や、暗所作業向けの照明、高速補強などを実現している。主な特長は次の通り。
吊り下げ作業対応:吊り下げ板、傾向防⽌クランプ搭載。吊り下げ時でもクランプ類が ⾃重で閉じない。
V溝照明搭載:暗い場所でのV溝とファイバの視認性向上。
高速補強:標準スリ-ブ=30秒。ドロップ⽤スリ-ブ=95秒。(冷却ファン搭載、冷却時間含む)
搬送マルチクランプ:単⼼線、ドロップ中間接続、 0.5mm⼼線4⼼⼀括接続の断線、 ねじれ防⽌。
超⼤容量バッテリ:小型機でありながら、接続/補強回数200回を達成(BU-12XL使⽤時)。バッテリ着脱、交換が可能。
寒冷地での使用も想定されており、住友電工は「氷点下でも安定した接続性能(BU-12XL使⽤時)を実現しており、冬季の北海道でも実証済みだ」と説明している。
高機能型光キャプチャ装置
「高機能型光キャプチャ装置」は、10G-EPONや、専用線の切替工事にも対応可能な製品。所内のカプラユニットに接続することで、ユーザ端末(ONU、メディコン)の接続状態、通信状態をパソコン画面上で確認できる。
ユーザ端末が10G/1G-ONUの場合はMACアドレスを表示、1G/100Mメディコンの場合は更にIDも表示されるので、それらを線路切替工事前後で比較することにより、切替の正常性が現地で即時に確認できる。
ユーザ単位で、ひかり電話の通話状態、インターネット接続状態等の確認ができ、線路切替工事前にユーザが話中(使用中)か否かが判別できる。
カラーバリエーション豊富な高強度光コード
住友電工オプティフロンティア(SEOF)が展示する高強度光コード「タフライトコード」は、曲げ側圧に強く、曲げ癖が付かず、丈夫で使いやすい製品。捻回・屈曲を100万回実施しても、損失増加はほぼ無かったという。R15(標準)、R7.5をラインアップしており、コード型ケーブルにも対応可能だ。主な特長は次の通り。
- コード引っかけ、扉への挟み込み等に強い。(従来コード比2倍の強度)
- 配線、余長収納が簡単
- キンクせず、曲げ癖が付きにくい
- 環境に配慮したノンハロゲン仕様
SEOFは「昨今、伝送・交換装置が高速・多重化する中、現場での試験時に誤抜による被害も多くなっていることから、誤脱防止対策のカラーバリエーションも取り揃えている」と説明する。