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つくばフォーラム2022Preview【横河計測】

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128分岐対応の小型OTDRや、高分解能と高速測定を両立したOSA

A5サイズの小型OTDR

 「AQ1210シリーズ」は、複数機能の同時使用が可能なアクセス、メトロ、PON向けハンディ型OTDR。
 A5サイズ(210mm×148mm)で1kgのコンパクトな筐体に、5.7インチのタッチスクリーンを搭載。ハードキーも搭載されているので、ロータリーエンコーダによる波形観測点のマークや移動も容易だ。最長10時間駆動のバッテリを搭載。特に注目度の高い機能は次の通り。

  • スプリッタ分岐後を含むPON回線の自動測定が可能(128分岐まで対応)。
  • 近接コネクタを波形上で分離して表示(イベントデッドゾーン0.7m以下)。
  • リアルタイムOTDR波形表示による施工時間の短縮。距離レンジ、パルス幅などの測定条件を変えながら波形の変化も確認可能。

 同社は「お客様からご要望の多かった、リモート制御機能も搭載している。無線LANと公衆回線を経由し、現場の作業内容をオフィスやテレワーク中のオペレータと共有できる」と話す。

スマートフォンのような操作感も好評な「AQ1210シリーズ」。

高分解能と高速測定を両立したOSA

 昨年発売された分散分光方式OSA(光スペクトラムアナライザ)「AQ6380」は、1200nm~1650nmにおける波長分解能5pmとダイナミックレンジ65dBを実現した製品。
 同社は「400G、800Gを研究開発されているお客様は、高分解能も広いダイナミックレンジも必要とされているので、様々なニーズにお応えできるこの製品は国内外で引き合いが堅調に伸びている。また、これまで高分解能は測定時間の長さが課題だったが、本製品では高速測定を実現しており、非常にご好評いただいている」と話す。主な特長は次の通り。

多様なアプリケーションに対応:幅広い波長範囲をカバー、かつ、レーザ光から広帯域光までの測定にも応用できる分散分光方式により、レーザ光、広帯域光源、光受動部品など、多様なアプリケーションに使用される光部品や装置の測定に利用可能。

波長確度±5pm:自動自己波長校正機能により、高い波長確度を維持できる。従来は難しかった10GHz変調半導体レーザの発光スペクトルも鮮明に観測可能。

高いノイズ抑圧比:入力光に起因するノイズを抑圧する性能に優れ、ノイズ抑圧比は80dBを実現。レーザのサイドモード測定などレベル差のある光スペクトルを高速かつ広ダイナミックレンジで測定。

操作性の向上:マルチタッチ対応の大型パネルにより、タブレット操作のような感覚で、測定条件の変更、測定や解析の実行、スペクトルビューの変更などが可能。また、測定条件設定から解析結果出力までの一連の操作をナビゲートするテストアプリも提供。

ガスパージ機構:分光器内の空気に含まれる微量な水蒸気を除去して特定の波長の光の吸収を抑制することで、本来の光スペクトルを測定。

AQ6380の外部共振器レーザ測定例。従来モデルよりシャープな分光特性を備えているため、外部共振器レーザの残留する縦モードなど近接する信号を明確に分離して正確に測定できる。

つくばフォーラム2022開催記念

「NTT AS研 青柳所長インタビュー」

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