NTT R&Dフォーラム2021 Review【OAM-MIMO無線多重伝送技術による、テラビット級無線伝送】
特集 有料 NTTでは、5G以降も継続的な増加が予想される無線トラフィックの収容に向け、テラビット級無線伝送技術に取り組んでいる。その方法の一つとして軌道角運動量を空間多重伝送に用いる無線伝送方式「OAM-MIMO」を考案しており、今回、40GHz帯で世界トップレベルとなる伝送速度100Gbps超、伝送距離200mを達成したことを解説した。
利用シーンは、無線バックホール・フロントホール回線を含む、光回線の代替・補完。2030年ごろの実用化に向け、世界に先駆けテラビット級無線伝送技術を確立する予定だという。
研究技術の特徴
・異なる軌道角運動量モードを持つ電波を用いて、複数の信号を同時に伝送。
・同心円状に配置された多重円形アレーアンテナを用いて、空間多重数を飛躍的に増大。
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