「通信・放送Week 2021」出展製品Preview【パンドウイットコーポレーション】
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DC向け次世代CSコネクタソリューションとDAC/AOC
Panduitは、ネットワークソリューションのPHY Layerを幅広くカバーするソリューションを提供することで、外資系企業ながら日本のエンタプライズ系ネットワーク市場に確固たる地位を確立している。今年のFOEではCSコネクタ等の次世代光コネクタソリューションと、ネットワークの高速・高帯域化に伴って需要が増えてきたDAC(Direct Attach Copper cable)/AOC(Active Optical Cable)をメインに紹介する。
200/400Gへ向けたCSコネクタソリューション
継続的膨張を示すトラフィックに加えて近年のテレワークや巣籠り需要に伴い、日本においてもさらなる高帯域幅のネットワークが求められている。Panduitが本展で提案するのは、海外HSDCで展開されている200/400Gのデファクトスタンダードの一つCSコネクタの各種ソリューションだ。「所謂GAFA系の国内DC案件では200/400G対応の要求が来ており、弊社でも既にCS系のソリューションを納入させて頂いている。近年では、日本のECベンダも200/400Gというキーワードを意識した投資の姿勢は窺えるようになった」とPanduitの宮坂氏は語る。
同社では、「Opti-Core」ブランドのCSパッチコード(CS-CS,CS-LC)の他、高密度対応の「HD Flex CSカセット」、100/200G SR4或いは400G SR8ブレークアウトもラインナップしている。「HD FLEX」は、背面の12/24芯MPOコネクタを正面のCSカセット18ポート36芯に接続することで、1RUあたり最大216芯を実現する。尚、ファイバーケーブルはOS2とOM4の双方に対応可能。
同社の提供しうるソリューションは、CSやLC等のストラクチャケーブリングのみならず、ラックや電源といったPHYのラインナップを網羅しているため、顧客からはワンストップで評価及び購入されやすいのが強みとなっている。さらに、顧客の立場に立った運用性・機能性をデザインに含めている点が、外資企業でありながら長年顧客から支持を集めている理由と言えるだろう。
DACシリーズと今年新発売のAOC
日本のDC市場において200/400Gはごく近未来の話だが、現在の100Gまでの市場に向けてPanduitは各種DACを提案してきた。今年は、新製品としてAOCが加わり、DACと共に同社ブースで紹介される。DAC及びAOCに対応するトランシーバ仕様はSFP+,SFP28,QSFP28で、QSFP+はAOCのみに対応する。特に、Cisco社対応のSFP+ DAC/AOCについて、Panduitは唯一のサードパーティサプライヤとして認定されている。嘗てとは異なり機器及び配線の相互接続が一般化してきた中で、反比例するようにネットワークの接続トラブルも日常化している。そのような現状で、機器ベンダというより今や大手システムサプライヤでもあるCisco社から認定を受けるということは、同社製品の信頼性を示す明確な証左だろう。宮坂氏によれば「DC内の配線を補完していく中で、最近の高速化に伴ってDAC/AOCを使用するケースが増えている。その流れで弊社も数年前にDAC、そして今年新たにAOCをリリースした。DAC/AOCはサプライヤも多く弊社は後発ではあるが、コモディティ化した一部コネクタと異なり各社DAC/AOCの品質差は大きいと顧客からも伺っており、弊社製品はその中で高評価を頂いている」という。
各種コネクタソリューションとインテリジェンスPDU
同社のMPOコネクタ「PanMPO」は、ハウジングを引っ繰り返して再装着するだけで極性変換(特許取得済)が可能な優れた製品。また、ピン有り・無し変換も、付属のピンを用いるだけでフィールドでも充分に対処できる。また、「Opti-Core LC Uniboot」ファイバーパッチコードも容易な極性変換が可能。次世代コネクタのみならず、10Gから40/100Gへの切替においても同社製のコネクタ製品群はユーザフレンドリーだ。
さらに、PHYを補完するインテリジェントPDU(Power Distribution Unit)も展示予定。電源モニタリングの他、温度・湿度等の環境モニタリング、ネットワークやブレーカーステータスの管理など各種マネジメント機能を有している。
特集目次
■「通信・放送Week 2021」開催直前 主催者インタビュー
■「通信・放送Week 2021」出展製品Preview
・アダマンド並木精密宝石
・EXFO Japan
・NTTアドバンステクノロジ
・精工技研
・センコーアドバンス
・ハイテック
・パンドウイットコーポレーション
・横河計測
以下、後日更新