CATV業界のローカル5G活用と地域DXの推進【8:愛媛CATV】
特集 有料愛媛県松山市に本社を構える愛媛CATVは、三市四町でサービスを展開している。無線事業に関しては2008年の地域WiMAXから取り組んでおり、MVNO、地域BWA、そしてローカル5Gをサポートしている。愛媛CATV 専務取締役の白石成人氏は「主にBtoB、BtoG、BtoCということで、我々は通信事業者としてサービスを回線ごと提供してきた。ローカル5Gについても同様にBtoB、BtoCを行っていくが、ローカル5Gというのは地域で取り組む、もしくは検討している方々を如何にサポートするかが一つの使命になってくると感じている。Sub6にも取り組み、様々な地域のDXを促進していきたい」と話している。
愛媛CATVは既に愛媛県内の7か所に5G電波の発射拠点を構築しており、講演でのライブ中継、野球場のマルチアングル中継、市営団地のブロードバンド対応、大学との研究開発の連携、駅前での観光情報の発信、サイクリストの誘致、産業技術研究所とのオープンラボ等、様々な取り組みを行っている。白石氏は「愛媛県内で5Gの機運を盛り上げていかなくてはならないということで、地元の皆さんとの勉強会でお披露目やお話をさせていただいてきた。“5G活用しまなみサイクリスト誘客促進事業”は、愛媛県の補正予算の補助対象となっている」と話す。
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