CATV業界のローカル5G活用と地域DXの推進【5:ジュピターテレコム】
特集 有料ジュピターテレコム(以下、J:COM)では、自社の敷地内にローカル5G基地局を構築し、無線に対する技術レベル向上に取り組んでいる。ジュピターテレコム 常務執行役員の田口和博氏は「2020年9月時点のサービス加入世帯数を見ると、J:COM TVが391万世帯、J:COMが392万世帯と、ネットの世帯数がテレビを超えたということで、通信の比重が増している状況だ。だが、ローカル5Gへの取り組みを考えると、社内に有線の技術者はいるものの、無線に精通した技術者は不足しているというのが正直なところだ。ローカル5Gの場合はBtoB、BtoGでのソリューション提供が一つのカギになるので、我々自身にノウハウが無いとなるとソリューションの提供自体が非常に難しい。そこで我々は、自分達の無線技術の知識を蓄積していくことを第一の目的にしている。自前基地局を構築することにより、知見の習得だけでなく、パートナーとの関係構築含め、将来の事業発展に寄与する取り組みを推し進めたい」と話している。
この記事は会員限定です。新規登録いただくか、会員の方はログインして続きをお読みください。