通信・放送Week2019出展製品紹介【ピーエスアイ】
期間限定無料公開 有料光メディアコンバータ・イーサネットスイッチや、屋外筐体PoE++スイッチ
ブースでは、ピーエスアイが代理店を務めるトランジション・ネットワークス社(以下、トランジション社)の多種多様な光メディアコンバータ、イーサネットスイッチ、PoEスイッチが展示される。ピーエスアイではトランジション社の機器やモジュール、更には電源も含めて5年保証で販売しているので、重要なネットワークにも安心して導入することができる。
高密度、マルチプロトコル対応の光メディアコンバータ
IONシリーズの集合型シャーシ「ION219-A」は、高密度、マルチプロトコル対応の製品。日本でも長年の実績を誇る前モデル「Point System」シリーズに比べて管理機能やセキュリティ面が強化されており、SSH2や管理VLAN、TCP/UDP ACL(L4)、configのバックアップ及びリストアといった機能が追加されている。管理機能により不具合の予兆を検知できるので、ユーザは効率的な運用が可能になる。また、10Gモジュールは10GBASE-Tと10GBASE-Xに対応しており、これらをフル搭載しても稼働できるよう、電力供給能力は300Wに向上している。
屋外筐体PoE++スイッチの新製品
トランジション社は産業用の製品として、廉価版でも温度範囲の広いメディアコンバータから、ハイエンドなPoE、PoE+対応のL2スイッチまでラインナップを取り揃えている。今年の目玉は、屋外筐体PoE ++対応スイッチの新製品「SESPM1040-541-LT」だ。
「SESPM1040-541-LT」は日本製PTZカメラの動作確認も済んでおり、19インチラック対応モデルの他、耐環境性を備えたエンクロージャを用いた屋外設置モデルも用意されている。
まず、19インチラック対応モデルは、デュアル電源搭載時に90W給電を最大18ポートまで同時構成、また60 W給電であれば最大24ポートまで同時構成できる。動作温度は0~40℃。
屋外設置モデルはPoE++を4ポート備えている。例えば電柱に設置してPSEで受電することにより、接続先の監視カメラやアクセスポイントにPoE+やPoE++で給電するといった使い方ができる。競合製品に対するアドバンテージは、オーダーの段階でユーザが望む機能の組み合わせを選択できる点だ。まず、ベースのユニットは電源がDCのタイプ、ACのタイプ、そしてPDのタイプと、三種類から選ぶことができる。このユニットに、例えば光トランシーバの数を調整することや、空きスペースに成端ボックスを搭載するといったことが選択できるので、ユーザは利用シーンに適した完成品を手に入れることができる。またエンクロージャを米国規格NEMA Type 4X準拠にすることも可能となっており、風に吹きつけられる粉塵、雨、散水飛沫、噴流に対する保護や、エンクロージャ外側の氷結による損傷から保護することができる。
担当者は「60W、90Wであれば稼働する機器は照明以外にも数多くあるだろう。こうした、従来はネットワークに繋げずに使われていた機器でも、PoE++による付加価値をご提案することで、将来に繋がればと期待している。そうした非通信分野の方々からもIoTのアイデアは色々と出ているので、弊社が出荷したPoE++スイッチを使えば、お客様はIPアドレスを入力するだけで安心してアプリケーションを実行できるようご提案していく」と話している。
重要な施設での採用実績も多いミニ・メディアコンバータ
トランジション社のミニ・メディアコンバータ「ISWシリーズ」は、-40℃から+75℃という広い動作温度により、過酷な環境での使用にも耐える産業用モデルだ。トランジションが長年培ってきた技術が盛り込まれているので、安価ながらコストパフォーマンスに優れており、公的な機関をはじめ重要な施設での採用実績も多い。
「ISWシリーズ」は(幅)46.0mm ×(奥行)98.0mm×(高さ)22.0mmの小型サイズ(突起含む最大長)を実現している。DINレールやDC電源といった一般的な産業用の機能だけでなく、AC/DC変換にも対応しており、様々なシーンで活用できる。
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