今回の特集では、光メディアコンバータやイーサネットスイッチを扱う企業から2018年の状況、そして今後の展望を聞いた。光伝送機器の中でもメタルとの関連が深い同市場の状況を把握することで、光ネットワークの裾野の広がりをいち早く知ることができる。また、非通信分野でのIoT活用が普及したことにより、従来はネットワークに繋がれていなかった照明機器などの一般端末とPoEスイッチとの組み合わせといった、通信機器の新しい市場開拓への期待も高まっている。今後、イーサネットスイッチのビジネスは、異業種との協業やアイデアによって大きく変化するだろう。

　メタルから光・無線へのマイグレーションや、工場内における情報システムの高度化、そしてネットワークに馴染みのない非通信分野のユーザがIoT網を構築するにあたり、ネットワーク構築のノウハウを蓄積した企業の製品開発力や提案力は、市場の発展に大きく貢献する。特集では、新たな市場開拓に注力している企業や、特徴のある新製品を市場に提案している企業、機器のカスタマイズで実績を伸ばしている企業をピックアップした。