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つくばフォーラム2018Preview【協和エクシオ】

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●「働き方改革」や「ワークスタイル変革」を実現するIoTネットワークや、災害時の被災者救援に役立つ可搬型スマート電源

 IoT時代のメッシュネットワークとして注目されている次世代ビーコンのソリューションや、自然災害時の被災者救援で実績を増やしている可搬型スマート電源を展示。その他、施工支援ツールも紹介される。

IoTネットワークの構築と運用を低コストで実現する「EXBeacon プラットフォーム」

 協和エクシオとエクシオグループのWHEREは、Bluetooth Meshに準じたメッシュ型ビーコン端末「EXBeacon」を独自開発した。小電力の識別信号発信機であるビーコン端末に送受信機能を持たせることで、人やモノの位置を測定する屋内測位インフラ、あるいは多様なセンサ情報を集約するセンサネットワークを、配線することなく容易に構築できる。ビーコンの遠隔監視やIoT機器への指示など、従来のビーコンでは難しかった機能も実現しており、各々のビーコンの故障や電池残量も一元管理できるIoTネットワークの基本ユニット「EXBeaconプラットフォーム」として、ソリューション提案されている。
 利活用シーンは、フリーアドレスを採用したオフィスの在席把握や会議室管理・入退室管理、鍵やUSBなどのモノの管理など「働き方の見える化」があり、「働き方改革」や「ワークスタイル変革」の実現に直結するソリューションと言える。また、工場・倉庫の荷物の保管場所管理や従業員の行動可視化、室内の環境管理や機械のセンサ情報収集など「状況の見える化」、建築現場・工事現場の入出門管理やモノの所在・持ち出し管理など「現場の見える化」まで、様々なアプリケーションが「EXBeaconプラットフォーム」をベースに実現できる。PoC(Proof of Concept)を数多くの企業と推進するとともに、様々な領域で本格サービスが始まっている。

オフィスでの利用イメージ。従業員が持つビーコンタグ電波を「EXBeacon」が受信することで従業員の位置や動線を把握する。加えて、モノの位置の管理、認証管理、会議室管理、さらに、温湿度管理などセンサ情報の収集にも利用する。このように、一つのインフラで、多くのアプリを同時に稼働させることが特徴だ。

可搬型スマート電源(サバイバル電源)

 非常時においても十分な電力供給を可能にする中容量リチウムイオンバッテリのユニットを展示。自然災害などによる停電時や非常時、屋外での利用や施設などのバックアップ用に必要な時に必要な場所で1000W程度の電源供給が可能な可搬型スマート電源だ。IP65準拠。
 同社独自のユニット分割構造となっており、1ユニットあたり10kg前後なので、土石崩れ等で自動車が入れない場所でも人が背負って運ぶことができる。同社は「最近では、9月に発生した北海道地震で通信会社が通信設備のバックアップ電源としてご利用いただいた」と話す。
 さまざまな充電方法、発電デバイスに対応。また、LTEとWi-Fiを搭載しているので、電源だけではなく通信インフラとしても利用可能だ。電池切れ前にアラートメールを送信する機能も備わっている。

サバイバル電源の外観。

特集目次

小林所長インタビュー
つくばフォーラム2018の概要
展示会場の見どころ

出展社ピックアップ
アンリツ
NEC
NTTアドバンステクノロジ
FXC
協和エクシオ
住友電気工業
日本コムシス
原田産業
丸文
横河計測