有料会員様向けコンテンツ

つくばフォーラム2018Preview【展示会場の見どころ】

期間限定無料公開有料

第2部：展示会場の見どころ
「アクセスネットワーク先進技術」と「スマートな保守運用」

　NTTアクセスサービスシステム研究所の構内では、「アクセスネットワーク先進技術」と「スマートな保守運用」をテーマに2つのコーナーに分け、NTTの研究成果を判りやすく解説（第1会場、第5会場、第9会場）。また、アクセスネットワーク技術の全体像をNTTビル内からユーザ宅まで一連の流れでわかりやすく紹介する「モデルネットワーク」が展示される(第7会場)。
　また、アクセス系を支える各協会及びNTTグループの取り組みも展示される。
　本特集第2部では、NTTの展示一覧からおすすめ展示をピックアップ、また各協会及びNTTグループの展示概要をご紹介する。

アクセスネットワーク先進技術
　ここでは、5G/IoT時代を見据え、様々な利用シーンにおける多様なニーズに応えるサービス提供に向け、適用可能な先進的アクセスネットワーク技術が紹介される。
「受信環境で諦めていませんか？驚愕の時刻同期精度を実現！」では、GNSSレシーバにおける統計的処理により受信に適した可視(LOS)衛星信号および”良質な”不可視(NLOS)衛星信号を選択することにより、時刻同期精度を改善するGNSSレシーバモジュールを紹介。
　「サクサク快適無線LAN！」は、アクセスポイントおよび端末の利用環境に応じて無線リソースを最適制御することで、常に快適な無線通信環境を提供する技術。
　「光ケーブルの統一で、使い易く、そして安く」では、物品コスト低減・施工性向上に向けた地下・架空ケーブルの開発が紹介される。
　「通信遅延を保証してアプリの体感アップ！」は、要求された遅延内でネットワーク内を転送させることにより、安価で遅延を保証するネットワークサービスの技術。

スマートな保守運用
　ここでは、多様化社会への対処や生産性向上といった顕在化する社会的課題の解決に向け、自動化やオペレーション業務の効率化をはじめとした、スマートな保守運用技術が紹介される。
　「コストアップなしで、より腐食に強く、２倍以上の長寿命に！」は低コスト・長寿命を実現した無塗装鉄塔用の新塗装仕様。
　「アプリ不要！無線LANだけでスマホの現在地がわかります。」では電波到達時間（ToA）による屋内測位技術を紹介。
　「既設光ファイバケーブルそのものを振動センサとして活用」は光ファイバ振動センシングによる設備状態の遠隔可視化技術。
　「電磁ノイズによる通信障害時の保守業務効率化を実現します！」では、広帯域（100k～10MHz）のノイズに対して後付（クランプ型）で、かつ十分な減衰（10dB以上）を実現する広帯域アクティブノイズフィルタについて紹介される。
　「蓋を開けたら５分で点検。全自動ドローン。」ではドローンの自律飛行によるマンホール点検技術を紹介。
　「かざせば見える5分後の世界」では、安全作業をサポートするAR技術を活用した作業前点検が紹介される。

アクセス系を支える各協会およびNTTグループの取り組み

　つくばフォーラムでは、アクセス系インフラを支える3つの協会およびNTTグループ各社が共催しており、今年は108のブースで各種取り組みの現状が紹介される。※内訳：NTTグループ/20ブース、情報通信エンジニアリング協会（ITEA）/17ブース、通信電線線材協会/32ブース、情報通信ネットワーク産業協会（CIAJ）/32ブース、その他/7ブース。

NTTグループ各社
　NTTグループは「今後も持続的成長をめざし、お客さまの変革を支えるとともに自らの変革を図り、最高のサービスと信頼を提供することで豊かな社会の実現に貢献するための最新技術をご紹介する」としている。

情報通信エンジニアリング協会（ITEA）
　情報通信エンジニアリング協会（ITEA）は、情報通信インフラ設備の構築・維持・復旧に貢献する団体として、これまで培った技術・ノウハウの継承、光アクセス設備の構築・維持・開通工事を主体に品質の向上や効率化及び大規模災害時の迅速な設備復旧等と安心・安全・信頼される情報通信インフラ設備の実現に向け取り組んでいる。