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通信・放送Week2018出展製品preview【扇港産業(SENKO)】

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次世代型光コネクタ「CSコネクタ」や「Mini CSコネクタ」の他、モバイル基地局や4K/8K向け製品を展示

　今回の注目製品はBeyond 100G向けの次世代2心コネクタ「CSコネクタ」や、OFC2018で初めて発表された「CSコネクタ」のMiniタイプ「Mini CSコネクタ」も紹介される。
　同社は、ユーザのニーズを的確に掴むことで既製品とは異なった特長を有する製品を開発・生産・供給しており、挿抜の容易な防水光コネクタや、品質の優れたMPO、ミニマムなサイズで接続ができる光コネクタも開発している。同社の開発力、提案力は市場で高い評価を得ており、ブースでは製品を見るだけでなく、自社の課題を相談することで解決の糸口に繋がる可能性もある。
　また、今回は併設展のモバイルや4K/8K向けを意識した展示もするという。

Beyond 100G時代の2心コネクタ「CSコネクタ」/「Mini CSコネクタ」

　Beyond 100G向けの次世代コネクタ「CSコネクタ」はLC2心コネクタの後継として開発された製品。次世代コネクタではMPOのような多心コネクタ系の需要だけでなく、2心コネクタのニーズも存在する。「CSコネクタ」はQSFP-DDとOSFPの2x100Gと2×200Gアプリケーションを想定しており、両MSAにて議論を進め、両仕様での採用が決定している。今年3月には米国LIGHTWAVE社の2018 Innovation Awardも受賞しており、次世代コネクタのデファクトスタンダードとして認知され始めている。
　この「CSコネクタ」のをさらに小型した「Mini CSコネクタ」も紹介される。これは2X(Dual)である「CSコネクタ」の先、4Xのアプリケーションを想定した製品。データセンタ市場における高密度化の進捗の速さを感じさせる製品だ。

「CSコネクタ」と「Mini CSコネクタ」

映像・放送向け及び防水コネクタ各種

　併設の「映像伝送EXPO(VCOM2017)」「4K・8K機材展」に合わせて、映像・放送向けコネクタも展示される。光/電気複合防水コネクタ「IP-ONE」は、屋外(-40～+70℃)で電源線と大容量伝送用の光を一括で接続できる。防水規格はIP68で、対応する光コネクタはLC/MPO(MPOはSMのみ)、電源線は12AWGサイズを2本引き込める。また、参考出品だが4K/8K対応「高解像度用Hybridコネクタ」は12心MTフェルールを使用した大容量通信用コネクタで、直径20mmの小型バヨネットタイプ。4極電源(22AWG)に対応したカメラ等の信号線をカバーしている。
　さらに、「モバイル通信展」に向けて、防水コネクタも各種取り揃えている。「IP-コネクタシリーズ」は、「IP-MPO」、「IP-LC」、「IP-SC」と全てIP68及び屋外(-40～+70℃)対応で、アダプタもバルクヘッドとインラインタイプがあり、IPコネクタ同士の接続も可能。移動通信体(RRU)向けでは、SFPトランシーバを換装できるバヨネット方式の「IP-J」、レバーロック方式の「OCTIS」コネクタがある。いすれも防水性能はIP67対応。

SM対応多芯型エクスパンデッドビーム

　多芯エクスパンテッドビーム「LOF MPO PLUS」も併せて展示する。シングルモードファイバにマイクロコリメータレンズを加工して大きな平行光を用いることで幅広い用途に対応する非接触コネクタだ。低バネ圧接続の非接触タイプなのでコネクタ耐久性も優れており、レンズでビーム径を拡大することで対塵性能も向上、また低損失も実現している。MPOコネクタに注力する同社の豊富なラインナップとの組み合わせで、バックプレーンや屋外用など様々な用途での使用が期待できる。