通信・放送Week2018出展製品preview【アンリツ】
期間限定無料公開 有料400GbE光モジュールから、4K/8Kインターフェース、モバイル5Gの測定まで様々な分野を網羅
通信から映像まで、光ネットワークに関するあらゆる課題を解決する測定器をラインナップし、高品質な光デバイスも提案しているアンリツ。今回の注目製品は100GbE/200GbE/400GbE光モジュールの製造に適した4ch BERTとサンプリングオシロスコープの機能を併せ持ったAll-in One測定器や、モバイルネットワークを支えるトランスポートテスタやミリ波帯スペアナ、そして4K/8K放送のコンポーネント開発や製造ラインに役立つ各種測定器だ。また、5Gや4K/8Kなど、今後のネットワークを様々な分野で支える100Gポータブルトランスポートテスタについては、機能の追加が紹介される。
100GbE/200GbE/400GbE光モジュール製造のタクトタイムを短縮
「BERTWave MP2110A」は4ch BERTとサンプリングオシロスコープの機能を1台で同時に行うことができる。同社の得意とするサンプリング技術により、250 ksamples/sという世界最速レベルを実現している。-15dBmの高感度O/Eを採用しているので、減衰した信号でもノイズの少ないアイパターンを表示することや、従来よりもEye開口が狭い場合の測定も可能だ。-15dBmという感度の高さは複雑な測定系にも対応できるので、製造ラインの効率化を図ることもできる。簡単に操作ができるGUIも市場で高く評価されている。
今回の注目はPAM4の波形解析機能が追加された点で、QSFP-DDやCFP8といった次世代光モジュールにも対応できる。同社は「100GbE光モジュールの製造ラインでお使いのお客様からは、サンプリング速度、リモートコマンドの応答速度、光の感度などでご注目いただき、製造ラインのタクトタイムを短縮することができたとご好評いただいている。こうしたメリットからご採用いただくケースが増えている製品なので、400GbE光モジュールを製造するお客様にも積極的にアピールしていく」と話す。
また、アンリツはPAM4エンファシス信号発生とジッタトレランステストに対応したBERT「MP1900A」も展示する。これは前モデルの「MP1800A」を踏襲したモデルで、ユニットの流用も可能だ。実装できる枚数は増えており、多チャンネルを1台で測定できるなど利便性も向上している。
12G-SDI対応のベクトルネットワークアナライザを低価格で提案
ベクトルネットワークアナライザ「ShockLineVNAシリーズ」は、RF/マイクロ波からミリ波コンポーネント、デバイスのSパラメータ測定、タイムドメイン解析を小型、低価格で提供している。同社は「今回は4K/8Kハイビジョン放送用コンポーネント測定ということで、75Ωとなる12G-SDIの製造ラインへの対応を中心に紹介する。我々は、低価格を打ち出すことで業界への浸透を図る」としている。同社は「例えば、40GHzのRF特性を見るネットワークアナライザの部分は、従来の市場では1000万円をはるかに超える金額だったが、ShockLineでは1000万円以下でご提案できる。これは弊社が高周波のデバイスから開発に取り組んできたことにより実現できた」と話している。
光変調器やフォトレシーバの開発用途ではベクトルネットワークアナライザ「MS4640Bシリーズ」が紹介される。この測定システムは、RF測定器をベースに、OEのキャリブレーションキットやEOのモジュレーションボックスなどを追加できるビルトアップ式なので、購入や運用のフレキシビリティにも優れている。性能とコストパフォーマンスに定評があり、GUIはアプリケーションに沿った接続系がビジュアルで表示されるので、直感的に操作ができる利便性もユーザから高く評価されている。「ShockLineVNAシリーズ」でも同じGUIが採用されているので、開発部門と製造部門の間でトラブルの検証など連携を取り易いメリットもある。
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