つくばフォーラム2017Preview【FXC】
期間限定無料公開 有料 FXCは、今後の映像伝送の高速化、大容量化を支える光伝送装置の新製品を中心に紹介する。1Uサイズで200Gの大容量通信を実現し、収容効率を向上させる光伝送装置「LE200M」と200Gbps帯域をつくる超小型ADMボックス「LE100AD」をはじめ、第23回 Interop Tokyo 2016 Best of Show Award 審査員特別賞受賞、世界最小サイズの究極の放熱構造を採用した10GBASE-T/R メディアコンバータ「LEX1881-1F」他、極限まで小型化した高性能で高信頼性を有したFXCの機器を主軸に展示する。
また、発売以来多くの施設で実績を伸ばしている情報コンセント埋め込み型無線APのAEシリーズとして「AE1021PE」「AE1031PE」及び、Centec Networks社製 SDN/OpenFlow対応スイッチも展示予定だ。
PFU社と協力したデモとして、4K-60P非圧縮映像をFXCの10Gメディアコンバータが中継するリアルタイム伝送も予定されている。
映像伝送の高速化、大容量化を支える光伝送装置
200G伝送装置
FXCの200G光伝送装置は、必要な機能を入念に選別したことで、1Uという省スペース化、そして最大250Wという省電力化を実現しているのが特長だ。100Gを超える帯域が必要だが400G/1Tまでは必要ないというシーンが増えている映像伝送やデータセンタ分野からの引き合いが特に増えている製品。ブースでは、都市のメトロネットワークの構築に適した「LE200M」と、リングやリニア構成といった大規模な用途を想定した「LE100AD」が紹介される。
「LE200M」はPoint to Pointでの使用を想定した200G光伝送装置で、都市の通信を支えるメトロネットワークに向け提案している。10G/40G及び100GサービスをOTU4アップリンクに集約できる。また、Layer1GCM-AES-256ベースの暗号化機能も備えているので、全てのプロトコルに対して安全な通信を提供できる。
「LE100AD」 は1Uの筐体に100Gのアップリンクを2ポート備えた200G光伝送装置。マルチレート、マルチプロトコルの10G/40G及び100Gサービスを2つの100G OTU4アップリンクに集約することができる。Point to Pointでの回線冗長化や、リニア、アド/ドロップ、リング型トポロジの構成を簡単に構築でき、混合されたサービス(最大16)を多重化することが可能だ。また、拠点間通信を通過するデータを暗号化するので、セキュリティの面でも優れている。今年2月のNICT主催の実証実験において、“さっぽろ雪まつり”会場を基点に、100Gbps超の8K非圧縮の超高画質映像と、8K相当品質の立体音響環境の遠隔中継で使われた製品だ。
究極の放熱構造を採用した世界最小サイズの10Gメディアコンバータ「LEX1881-1F」
世界最小サイズの10G電気/光メディアコンバータ「LEX1881-1F」は、小型サイズ、低消費電力、そして国産品質という付加価値により、市場で注目を集めている。筐体の外形寸法は50mm(W) × 74mm(D) ×20mm(H) と、一般的な名刺より小さなサイズを実現している。体積は74㎤。2つの放熱対策によるFANレス構造を実現しており、ユーザから高い評価を得ている。低故障間隔、高耐久性も実現している。可能な限り光ファイバを使用したくないサーバルームや、光ポートしかない10Gテスタに10GBASE-Tポートを容易に追加できる。
壁埋め込み型無線AP
FXCは情報コンセント型の無線APの新製品として今年2月、「AccessEdge」シリーズに「AE1031」「AE1031PE」を加えている。IEEE802.11b/g/nに準拠しており、本体前面部には有線LANのRJ-45インターフェースも搭載している。JIS 規格のコンセントプレートに対応しており、建物内の美観を損なわず設置できる。コンセント型の形状なので、住宅設備のメーカーをはじめ競合の多い製品だが、同社にはインターネット機器メーカーとしての強みがあり、他のスイッチ製品やソフトウェアなどと組み合わせて総合的なソリューションを提案できる点も注目されている。
特集目次
小林所長インタビュー
展示会概要
展示会場の見どころ
「テーパーダイア鉄蓋」を開発【NTT】
出展社ピックアップ
アンリツ
Viaviソリューションズ(旧JDSU)
NEC
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)
FXC
協和エクシオ
三和電気工業
住友電気工業
日本コムシス
原田産業
フジクラ
丸文
三喜
三菱電機
横河計測(旧社名:横河メータ&インスツルメンツ)