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ケーブル技術ショー2017Preview【ZTEジャパン】

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 ZTEは無線基地局や伝送装置などのネットワーク機器、スマートフォンなどのモバイル端末を提供するグローバルなソリューションプロバイダ。

 ZTEジャパンのブースでは、日本でも実績が増えている集合住宅向けソリューションG.Fastや、G-PON OLT/ONUなどのブロードバンドアクセス製品を展示。また、IoT向けの無線アクセスとして今後主力になると期待されているLPWAのうちのひとつの標準であるLoRaが紹介される。

電話回線を流用し、集合住宅の加入者に1Gbpsを提供

 FTTHの集合住宅対応として、建屋内の電話回線用メタル線を流用することにより最大1Gbpsの高速化を実現するG.fastが提案される。
 既設の集合住宅内において光ファイバを追い張りする方法は、通線路を確保する必要や施工費用が発生し、また、そもそも光ファイバが追い張りできないケースもあるなど国内外で多くの事業者が課題に直面している。対してG.fastであれば既設の電話回線用メタル線を使うので簡単にアクセスサービスの高速化が実現する。
 ZTEジャパン ネットワーク事業部 チャネル営業本部 本部長の星加修氏は「昨年のケーブル技術ショーに初めて出展したところG.fastの反響が大きかったことから、今年も引き続き出展する。既に数社に導入いただいており、10数社がトライアルをしている。加入者側の体感としてはVDSL以上の通信速度で光と変わらない環境になることから、CATV事業者様からは営業がしやすいとご評価を頂いている。商用化から1年経った事例でも運用して頂いている」と話す。
 ZTEの屋外型集合装置「ZXA10 9852G」および宅内装置「ZXHN H181A」はケーブルプラス電話やケーブルラインのサービス認定を取得済みだ。屋内型集合装置「ZXA10 9819G」についてもケーブルプラス電話のサービス認定は取得済みで、ケーブルラインについてもまもなく認定取得が完了する予定だという。星加氏は「現行のモデルは8ポートや16ポートなので、小型の集合住宅がターゲットだ。年末には48ポートのリリースを予定している」と話している。

G.fastのイメージ

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