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パンドウイットコーポレーション日本支社【Interop Tokyo2017特集】

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 ビジネスの競争、発展に向けてデータセンタの高効率化は必要不可欠だ。ブースでは、ネットワーク物理インフラも独立したものとして捉えるのではなく、サービス側から見たプラットフォームの一部として、管理性や拡張性など、個々のビジネスに寄与するために持つべき要素は何かを展示する。パンドウイットコーポレーション日本支社 エンタープライズ&データセンターBU EDI営業 テリトリーアカウントマネージャーの宮坂直人氏は「クラウド時代と言われている昨今、ICTのインフラとしてネットワークインフラ全体の価値や品質を高めていく必要性が、市場のニーズとして出てきている。エンドユーザからご相談を頂く機会が年々増えており、従来のように物理層といったLayerを全て切り分けてコストで見るというよりも、インフラ全体の価値という観点での話がし易い環境になったと感じている」と説明している。

データセンタFast Kitting(ファストキッティング)ソリューション

 同社はサービス開始時間の短縮を実現するデータセンタファシリティ”キッティング”ソリューションを展示する。これは単なる製品展示では無く、実際のデータセンタ運用管理手法を踏まえ、データセンタファシリティ全般の構築方法を提案するという。宮坂氏は「例えばオフィスとデータセンタでは最適な配線が異なるので、我々はビジネスの環境に合わせた最適なケーブリングを“Best Fit Cabling”と表現している。そうした最適なケーブリングが素早く構築できることをお伝えするため、今回は“Fast Kitting”をテーマとし、我々の扱う製品群を高密度、インストール時間の短縮、工事不要、オペレーションミス防止といった特長ごとに纏めてご紹介する。このFast Kittingというコンセプトがひと目で伝わるよう、また物理層との関わりが少ない方々にも気軽にご興味を持って頂けるよう、ブースの装飾はファーストフード店をイメージしている」と話す。

データセンタファシリティ(ケーブリング他)ソリューション

 ブース内では、豊富な導入実績を持つデータセンタ向けファシリティソリューションをリアルに構築する。物理層に潜む運用管理の課題(高速化・物理セキュリティ等)を確認しやすい展示環境なので、来場者は説明員から具体的な解決方法を相談することができる。宮坂氏は「ケーブルからラックまで、また配線に役立つ製品も使って構築する」としており、「昨年あたりからMPO配線が出荷ベースで伸びている。以前はMPOを40Gアプリケーションと捉えていたが、配線量を減らす目的でも需要が増えている。我々はMPOをLCデュプレックスに分岐するカセットも扱っており、お客様自身が“プラグアンドプレイ”で回線を簡単に構築できることをご紹介すると反響が有るので、ブースではMPOを実際に手に取って頂けるように設置する」と説明している。

最適なケーブリングの構築がリーズナブルで簡単であることを伝えるため、ファーストフード店のメニュー表のようなイメージで製品資料も用意している。

データセンタ向けキャビネットラック

 パンドウイットは昨年、ラック市場で高いシェアを誇る日東工業とデータセンタやサーバルームのネットワークインフラ構築分野で業務提携した。今回は日東工業と共同開発した、コアネットワークの構築・運用を最適化するキャビネットラックを展示する。宮坂氏は「お客様がラックを選定する際、平面図で部屋のサイズを見てワイド600mm、700 mmのラックであればどのくらいの数を設置できるかといったように、サイズ重視の傾向にある。しかし、インフラ全体の価値や競争力、長く使えて最適なものをと考えた時、ラックにも用途に応じた最適な機能というものが有る。例えばコアネットワークとサーバは、切り替えといった物理的な運用や障害時のリスクが違うので、今回はそれぞれの用途に特化したラックとして2種類を展示する。こうした使い分けにご賛同されるお客様は多いので、ブースではコアネットワークラックとサーバラックをルーティングして分かり易くお見せする」と説明している。

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