映像伝送に最適な大容量光伝送装置や10Gソリューション、埋め込み式無線AP

　映像伝送の高速化、大容量化を支える光伝送装置の新製品を中心に、デモを交えて展示する。8K4K映像伝送200Gソリューション、世界最小メディアコンバータとスイッチ製品による10Gソリューション、実績を伸ばしている埋め込み式無線APが見どころだ。

8K非圧縮の映像配信で使われた光伝送装置

　LE100AD は1Uの筐体に100Gのアップリンクを2ポート備えた200G光伝送装置。マルチレート、マルチプロトコルの10G/40G及び100Gサービスを2つの100G OTU4アップリンクに集約することが可能だ。今年2月のNICT主催の実証実験において、“さっぽろ雪まつり”会場を基点に、100Gbps超の8K非圧縮の超高画質映像と、8K相当品質の立体音響環境の遠隔中継で使われたこともあり、注目を集めている製品だ。
　また、200G光伝送装置「LE200M」の販売も予定しているという。同社は「この製品も1Uサイズで200G伝送を実現している。LE100ADはリングやリニア構成といった大規模な用途を想定しているが、LE200Mは完全にPoint to Pointで使う。お客様からのご要望で開発した製品で、100Gを超える帯域が必要だが、400G/1Tまでは必要ないというご要望が増えている」と説明している。

10G光メディアコンバータ

　FXCは10G対応のメディアコンバータを2機種ラインナップしており、通信事業者やCATV事業者、学術系ネットワークと幅広いユーザ層に提供している。
　世界最小サイズの10G電気/光メディアコンバータ「LEX1881-1F」は、小型サイズ、低消費電力、そして国産品質という付加価値により、市場で注目を集めている。筐体の外形寸法は50mm(W) × 74mm(D) ×20mm(H) と、一般的な名刺より小さなサイズを実現。体積は74㎤。2つの放熱対策によるFANレス構造を実現している。低故障間隔、高耐久性も特長だ。できるだけ光ファイバを使用したくないサーバルームや、光ポートしかない10Gテスタに10GBASE-Tポートを容易に追加できる。
　もう一つのラインナップ「LEX1881-2F」は10GBASE-SRと10GBASE-LRを変換するメディアコンバータ。筐体が小さく、LFP機能をサポートしている点、また価格競争力も魅力だ。CWDM用SFP＋により、10G、4回線を1本のファイバで伝送することもできる。

10ギガアップリンク付スタッカブルイーサネットスイッチ

　10ギガアップリンク付スタッカブルイーサネットスイッチ「FXC5426F」は24ポートの100/1000Mbps SFPスロットを搭載した製品。SFPの実装によりRJ45及び光モジュールでの収容を可能にした。
　1Gのフルワイヤスピードでのスイッチング環境、そしてアップリンクへの対応と、高いデータレートを要求されるネットワーク環境に適した性能を備えている。
　ハードウェアの最大スタック数は16台。専用の「SFP+ダイレクトアタッチケーブル」で簡単に拡張でき、ラインナップはケーブル長が1mの「SFP+10G-CU1M」と3mの「SFP+10G-CU3M」の2モデル。

壁埋め込み型無線APの新製品

　住宅、オフィス、会議室、病室、公共施設等の情報コンセントとして普及が広まっている情報コンセント型の無線AP。FXCは新製品として今年2月、AccessEdgeシリーズに「AE1031」「AE1031PE」を加えている。IEEE802.11b/g/nに準拠しており、本体前面部には有線LANのRJ-45インターフェースも搭載している。JIS 規格のコンセントプレートに対応しているので、建物内の美観を損なわず設置できる。
　同社は「集合住宅向けにサービスをされているCATV事業者様にご提案している」と話す。

目次

アンリツ
Viaviソリューションズ（旧JDSU）
FXC
NTTアドバンステクノロジ
キーサイト・テクノロジー
三和電気工業
精工技研
扇港産業(SENKO)
データコントロルズ
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ネオトロン
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光貿易
ヒキフネ
ファーウェイ ジャパン
フジクラ
三喜
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