通信・放送Week2017 出展製品Preview【ファーウェイ ジャパン】
期間限定無料公開 有料Simplified Networking、CloudFANなどを紹介
華為技術日本(Huawei Japan)のブースでは、同社がグローバルに展開しているコンセプト、Simplified Networking、SDNコントローラ機能内蔵NG-OLTを特徴とするCloudFANなどを紹介する。併せて同社ブースには、OFC2017で紹介されたばかりの5G Ready Transport Solutionのパネル展示、VRによる仮想展示ルーム体験などが用意されている。
シンプリファイド・ネットワーキング
Simplifiedとは、言い換えればWDM Everywhere。これまでコアで使われていた技術が小型化、低コスト化していることから、メトロで使える技術として2つ紹介する。
1つは、Huawei自社製品、ラインモジュール200G(OTUC2) 16QAM CFPコヒレント光トランシーバ。もう1つのクライアントモジュールは、2×100GE QSFP28。サイズ約25×25㎝のカードで、現状は試作品であるが、商用化は今年中。
この領域では、これまでは固定OADMだったが、ROADMも小型化、低コスト化が進み、2U、5Uの小型WDM装置に入るようなROADMカードになっている。他にも100GのMUXponder、CFPは一芯双方向通信できるようになっている。
これらにより、100Gメトロがコンパクトに構築できるようになった。これまでコアの技術だったものがコンパクトになってメトロでも使えるようになっている現状を紹介する。
もう1つは、アクセスまでWDM/OTNが浸透すると言う視点で、モバイルフロントホールを紹介する。
今後のアクセスについてHuaweiは、「今では2.5Gbit/sのCPRIを束ねて送るが、今後CPRIのレートが上がり、また束ねるCPRIの数が増えてきているので、いかに低コストで高速化するかが課題。ネットワークのアンテナの位置、ビルの上までWDMが出てくる」と説明している。
紹介するのは、業界初のフルアウトドア(FO) OTNモジュール。モバイルのアンテナの下にあるRRU装置とほぼ同形状になっており、その装置のサイドに取り付けて使用する。
ライン容量は50G×2=100G、DMT変調。12~15 any CPRIサービス(CPRI2/3/4/5/6/7)、GE、10GE、25GEをサポート。
法人向けのメディコン的なボックス、CPEを紹介する。これはOTU2アップリンクをサポート。現状は、エンタプライズとセンタ間はメディコン、Ethernetで接続して専用線につながる構成だが、これをOTU2にする。こうすることで、エンド・ツー・エンド(E2E)でOTU2のパスが作れ、管理が容易になる。まさしくSimplified Networkingである。
CloudFAN
アクセス系、PON OLTの高機能化が進んでいる。日本メーカーのOLTは、PONのインタフェースだけだが並んでいるが、グローバルにはL2、ルータ機能内蔵がトレンドになっている。さらに、最近ではバーチャルルータ機能、VxLAN、MPLSを使ってVPN直結も可能。
このコーナーでは、高機能化が進む光アクセス、CloudFANを紹介する。仮想化してリソースを分割できるOLTとクラウドプラットフォームを組み合わせている。クラウドプラットフォームには、SDNコントローラ機能、サービスを提供するサーバがある。それによって、アクセスでいろんなサービスを収容し、提供する。
この他、ケーブルテレビ用のモデム、DOCSIS 3.1モデム、MIMOのWiFiが入ったコンパクトサイズの製品も紹介する。
目次
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