進化を続ける世界最先端のメタライズ技術

　光貿易のブースでは、Cinogyのビームプロファイラカメラ、高田RFの超高速同軸アセンブリサービス、VIシステムズのVCSELドライバ、Albisの高速PIN/APDフォトダイオード等を紹介する。

小型大画面でコストパフォーマンスの良いビームプロファイラカメラ

　Cinogyのビームプロファイラカメラは、CMOSカメラとRayCiという解析ソフトウェアから構成されており、レーザビームの光強度や径、中心位置を計測する。ビームプロファイラは、光通信では主にコンポーネント組み立ての調芯アライメント用途で利用されており、そのサプライヤは数十社存在するが、計測方法はCMOSの他、InGaAsやCCD等様々であるが、CMOSカメラのメリットは小型で安価なことだ。また、InGaAsカメラではCinogy(CMOS)のような大きな有効範囲(11.3mmx11.3mm)の製品(センサは1インチ)は無い。Cinogyの中で売れ筋の「CMOS-1.001-Nano」は小型大口径が特長で、有効範囲11.3×11.3に対して、製品の大きさは非常に小さい。標準品では1320nmの波長帯まで測定可能だが、オプションのIRフォスファーコートを付ければ1470-1605nm帯まで計測することができる。スポットサイズを計測するのであれば、500万画素の高解像度タイプ(2560×1920)「CMOS-1204」、5円玉に隠れるほど超小型の「CMOS-1201-Pico」あたりが最適となる。ピクセルサイズは2.2μmx2.2μm。

高田RF研究所の同軸ベースアセンブリサービス

　高田RFは、超高速同軸コネクタモジュール、超高周波同軸コネクタモジュール、超高周波IC/MMIC評価ボードなど、アセンブリサービス、カスタム製品製作を行っている。光貿易ブースでは、100Gbps、110GHzまでのカスタムサブシステムアセンブリ等を紹介している。
　高田RF研究所のラインナップは次の通り。

光通信用ブロードバンド製品(1mmコネクタは極性選択可能)

　1mmコネクタ、SMPM、G3POを相互に変換できるようにアダプタを開発している。またG3POをインタフェースに採用したことで60GHzまでの帯域を持つDC Blockを開発した。
・DB_60A 60 GHz DC Block (入出力G3PO/P)
・ADP_SPSPA SMPM/P – SMPM/P adapter DC ～ 62 GHz
・ADP_GPSPA G3PO/P – SMPM/P adapter DC ～ 65 GHz
・ADP_1XSPA 1mm/J – SMPM/P adapter DC ～ 65 GHz
・ADP_1XGPA 1mm/J – G3PO/P adapter DC ～ 92 GHz
・ADP_1X1YA 1mm/P – 1mm/P adapter DC ～ 110 GHz

ミリ波通信用70-110GHz RF-Band products (入出力は1mmコネクタ。極性選択可能)

　導波管ではなく、同軸1mmコネクタをインタフェースに持つ小型モジュールを開発。
・AT2_110A-XY 70-110 GHz 2dB Attenuator
・AT3_110A-XY 70-110 GHz 3dB Attenuator
・AT5_110A-XY 70-110 GHz 5dB Attenuator
・AT8_110A-XY 70-110 GHz 8dB Attenuator
・AT9_110A-XY 70-110 GHz 9dB Attenuator
・HPF_35A 40-60 GHz Pass-Band High Pass Filter (入出力SMPM/P)
・HPF_63A-XY 70-110 GHz Pass-Band High Pass Filter

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