サテライトスタジオ構築と運用 (CATV局現場からのレポート)
特別寄稿 有料著者:豊島ケーブルネットワーク㈱ 技術部長 上山裕史
1.はじめに
CATV局がサービスを提供するデジタル放送の中で自主制作番組を放送するコミュニティチャンネル(コミチャン)は大切な事業の一つである。
このコミュニティチャンネルを制作するためにサテライトスタジオを建設したのでその機能を紹介する。建設に際し設計、システムインテグレートを社内で行いコスト削減を心掛けた。スタジオ完成後、週5日の生放送の運用を開始し順調に1年を経過している。
スタジオの設計コンセプトは番組制作費、スタジオ構築費のコストダウンが求められるため、少人数でオペレーションすることである。スタジオの構築物など一度構築すれば改造・改良が不可能なものには細心の注意を払い積極的に投資し、技術の進歩や世代交代の激しい機器に関してはコスト優先の考え方で対応した。
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