光ファイバによる自動車の高速化
特別寄稿 有料著者: KDPOF CEO および共同創立者Carlos Pardo(カルロス・パルド)
IEEE が発表した1000 Mbpsイーサネットの新規格改定802.3bv™ は、 プラスチック光ファイバ(POF)を使用した自動車用、工業用、家庭用ネットワーキング アプリケーションの物理層仕様と管理パラメータを定義している。
イーサネットは、自動車メーカーにとって、次世代のネットワーク技術に必要な選択であると言っても過言ではない。これまで車載アプリケーションの2つの主な物理層選択肢として、光学式のものと、銅ベース、即ちUTP(非シールド ツイスト ペア)、STP(シールド ツイスト ペア)、COAXケーブルの形での銅によるものがある。新たな物理層媒体を採用するリスクと問題を懸念し、従来の銅基盤のネットワークが基本的に選択されてきた。しかし、銅基盤ソリューションは、重量や価格の不安定さのみならず、電磁放射、耐電磁波特性、ガルバニック絶縁不足等の問題を抱えていることも事実だ(図 1)。
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