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光通信技術セミナー企画委員インタビュー:鈴木 巨生氏【三菱電機】

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■講演タイトル
【FOE-9】
IOWN に見る All Photonics Network の最新研究開発動向

■コースリーダー
三菱電機
情報技術総合研究所 開発戦略部長
鈴木 巨生

■講演者
NTTアクセスサービスシステム研究所
光アクセス基盤プロジェクト プロジェクトマネージャ
吉田 智暁

三菱電機
情報技術総合研究所 開発戦略部長
鈴木 巨生氏

 社会・産業のDXやAI活用の進展に伴い、ネットワークに接続する拠点や要求遅延に変化が生まれている。本講演では、NTTが発表したIOWN構想を支え、光ファイバの大容量、長距離伝送能力を活かし変化に応えるオールフォトニクスネットワーク(APN)の研究開発、特に光アクセス伝送・システム技術の最新動向について解説される。
 コースリーダーの鈴木氏は「2023年に商用化されたAPN IOWN 1.0では、『高速・大容量』『低遅延・揺らぎゼロ』のサービスが実現した。そして2025年の商用化が見込まれている2.0では、更なる大容量化や低消費電力化が実現されるだろう。本講演では、そうした流れの中で今のIOWNの立ち位置を正確に示すことで、ご聴講いただく皆様のIOWNへの期待感がより明確になり、ビジネスのお役に立てるような内容を企画している」と話す。

 登壇する吉田氏は、1998年に日本電信電話入社。マルチメディアシステム開発推進センタにてATM光アクセスシステム開発に従事した後、2000年よりNTTアクセスサービスシステム研究所(AS研)に所属。以降、10G級次世代光アクセスシステムおよびWDM/TDM-PONの研究開発、NG-PON2の標準化、APNにおける光アクセス技術の研究等に従事。現在NTTアクセスサービスシステム研究所プロジェクトマネージャ、博士(工学)。
 鈴木氏は「昨年も吉田氏にIOWNの解説をしていただいたところ、この年のFOE技術セミナーで一番多くの聴講者数を記録した。やはり、IOWNの動向は様々な企業の方が興味をお持ちだということで、今回は吉田氏にこの一年のアップデートをお話しいただけるような講演を考えている」としており、「吉田氏は、IOWNの中でも中心的にコントリビュートしているキーマンであり、実ビジネスに近い視点もお持ちだ。AS研でAPNにおける光アクセス技術の研究をリードしている吉田氏からどのような情報がピックアップされるかは私も楽しみにしており、ユーザに近いアクセス技術が、IOWNの進展に伴い世の中の新しいムーブメントを作ることがイメージできるような講演になると期待している」と話している。

(OPTCOM編集部)

光通信技術セミナー企画委員インタビュー目次

■6月26日(水)の講演

【FOE-1】800G/1.6T/3.2T光トランシーバ標準化とモダンデータセンタ向けCPO/LPOの最新動向
企画委員:布施 由起治氏【富士通オプティカルコンポーネンツ】

【FOE-2】AIデータセンタ実現に向けた光ファイバ技術の将来展望
企画委員:和田 悟氏【フジクラ】

【FOE-3】チップレット技術の進化と挑戦
企画委員:鈴木 貴智氏【キーサイト・テクノロジー】

■6月27日(木)の講演

【FOE-4】NTT東日本のAPNサービス提供、ユースケース創出に向けた取り組み
企画委員:中村 二朗氏【NTTアドバンステクノロジ】

【FOE-5】AI クラスタにおける光インターコネクトの地殻変動
企画委員:小熊 健史氏【日本電気】

【FOE-6】光電融合デバイスの進展:通信からコンピューティングまで
企画委員:森 浩氏【アンリツ】

【FOE-7】超広帯域光ファイバ通信技術の動向
企画委員:黒部 立郎氏【古河電気工業】

【FOE-8】どの光変調器がベストか? 薄膜LN vs InP vs SiPh
企画委員:佐藤 良明氏【NTTイノベーティブデバイス】

■6月28日(金)の講演

【FOE-9】IOWN に見る All Photonics Network の最新研究開発動向
企画委員:鈴木 巨生氏【三菱電機】

【FOE-10】コパッケージ vs リニアドライブ
企画委員:佐藤 良明氏【NTTイノベーティブデバイス】

【FOE-11】Space Compassが目指すマルチオービット構想における光通信技術
企画委員:玉置 忍氏【住友電気工業】

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