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光通信技術セミナー企画委員インタビュー:和田 悟氏【フジクラ】

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■講演タイトル
【FOE-2】
AIデータセンタ実現に向けた光ファイバ技術の将来展望

■コースリーダー
フジクラ
光コンポーネント事業部 上席技師
和田 悟

■講演者
フジクラ
光応用技術R&Dセンター 光通信研究部グループ長
小田 拓弥

フジクラ
光コンポーネント事業部 上席技師
和田 悟氏

 近年の生成AIの需要拡大に伴い、データセンタのAIサーバ間の光ファイバインターコネクトの重要性が高まっている。本講演では、光ファイバの基礎からAI時代に求められる最新技術動向まで紹介する。
 コースリーダーの和田氏は講演の流れについて、「まずは光ファイバの基礎として、この数十年における伝送容量の拡大や光ファイバの進化の変遷を解説し、どのような種類の光ファイバがどういったシーンで使われているのかも触れる。そして、最近の動向として、AI向けインターコネクトなど市場背景を解説し、そこで使われる最新の光ファイバ技術をケーブル化技術や接続技術も含めご紹介する」としており、「最新のファイバ技術に関しては三つの視点でご紹介する予定であり、高密度化、光チップとの高効率の接続、低遅延の実現について、現状と今後の展望を語る予定だ」と話している。

 登壇する小田氏は、2011年3月にフジクラ入社。光電子技術研究所に所属し、光デバイスの実装技術開発に従事。2017年より光ファイバの研究開発に従事し、現在に至る。
 和田氏は「注目の高いAI分野では、LLMでの処理速度に対する要求が2年で100倍となっているが、ハードであるGPUや光インターコネクトの速度がそれに追いついていないことから大量に光ファイバを投入せざるを得ない状況だ。本講演では、そうした背景から光ファイバに対してどのような要求条件が出ているのか、すでに対処できている部分、これから対処する部分なども解説してもらう」と話している。

(OPTCOM編集部)

光通信技術セミナー企画委員インタビュー目次

■6月26日(水)の講演

【FOE-1】800G/1.6T/3.2T光トランシーバ標準化とモダンデータセンタ向けCPO/LPOの最新動向
企画委員:布施 由起治氏【富士通オプティカルコンポーネンツ】

【FOE-2】AIデータセンタ実現に向けた光ファイバ技術の将来展望
企画委員:和田 悟氏【フジクラ】

【FOE-3】チップレット技術の進化と挑戦
企画委員:鈴木 貴智氏【キーサイト・テクノロジー】

■6月27日(木)の講演

【FOE-4】NTT東日本のAPNサービス提供、ユースケース創出に向けた取り組み
企画委員:中村 二朗氏【NTTアドバンステクノロジ】

【FOE-5】AI クラスタにおける光インターコネクトの地殻変動
企画委員:小熊 健史氏【日本電気】

【FOE-6】光電融合デバイスの進展:通信からコンピューティングまで
企画委員:森 浩氏【アンリツ】

【FOE-7】超広帯域光ファイバ通信技術の動向
企画委員:黒部 立郎氏【古河電気工業】

【FOE-8】どの光変調器がベストか? 薄膜LN vs InP vs SiPh
企画委員:佐藤 良明氏【NTTイノベーティブデバイス】

■6月28日(金)の講演

【FOE-9】IOWN に見る All Photonics Network の最新研究開発動向
企画委員:鈴木 巨生氏【三菱電機】

【FOE-10】コパッケージ vs リニアドライブ
企画委員:佐藤 良明氏【NTTイノベーティブデバイス】

【FOE-11】Space Compassが目指すマルチオービット構想における光通信技術
企画委員:玉置 忍氏【住友電気工業】

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