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光通信技術展 セミナー企画委員インタビュー【FOE-K】基調講演

INTERVIEW 有料

NTTエレクトロニクス(株)
代表取締役社長
佐藤 良明氏

コースリーダー:
NTTエレクトロニクス(株)佐藤 良明

サブリーダー:
華為技術日本(株)岡安 雅信

 今年の基調講演では、企業のデジタル変革(DX)を支えるNTTコミュニケーションズのインフラサービス戦略が紹介される。佐藤氏は「光部品・装置の関係者から見れば、エンドユーザは通信事業者やOTTとなる。そこで今回は、その両方と言えるNTTコミュニケーションズからご講演いただく。同社がどのような視点でアプリケーションやサービスを考え、そのためのデータセンタやネットワークといったインフラを構築していくのかを解説していただく予定だ」と話す。

●「ニューノーマル」社会での新しいビジネスの可能性を創造するインフラサービス戦略
NTTコミュニケーションズ(株)
代表取締役副社長
菅原 英宗

 講演タイトルにもある「ニューノーマル」。今年はリモートワークの広がり、そしてオフィス、工場、学校のデジタル化など、通信インフラを取り巻く環境が劇的に変化し、今後の業界の方向性には様々な見解がある。そうした中、NTTコミュニケーションズの戦略は今後の業界動向を占う上で重要な情報となるだろう。
NTTコミュニケーションズが以前から掲げている「Smart Worldの実現」は、「ニューノーマル」となった世界でどのように舵を取るのか。リモートワークやGIGAスクール、Smart FactoryやSmart Cityといった注目の領域に対して、どのような取り組みをしているのか。トラフィックの増加、セキュリティ強化、ソフトウェア化、分散化が進む通信インフラをどのように見ているのか。そして、Smart Worldに深く関わってくるローカル5Gをどのように捉えているのか。今回の基調講演では、そうした解説が期待できる。
 佐藤氏は「登壇する菅原氏は、SNSや動画配信、ビデオ会議といったアプリケーションが世の中に普及する以前から、NTTでそうしたサービスに携わってきた人物だ。菅原氏が得意とする領域がクラウドということで、講演内容は光通信技術展の来場者層から見て少し上のレイヤの話が中心になるが、NTTコミュニケーションズはエンド・ツー・エンドで通信インフラを担う企業なので、サービスやトラフィックの流れを想定すると伝送基盤はどのようになるのか、そういった要求条件まで解説していただく予定だ」と話している。今回の講演は、NTTコミュニケーションズの戦略だけでなく、上位レイヤに精通した人物が物理レイヤをどう見ているのかを知るという点でも、良い機会になるだろう。

(OPTCOM編集部 柿沼毅郎)

特集目次

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光通信技術展 セミナー企画委員インタビュー
【FOE-K】光通信技術展 基調講演
【FOE-1】光トランシーバの最新技術動向
【FOE-2】最先端 光材料技術の動向と今後の展望
【FOE-3】Beyond 5G時代を目指し、光部品・集積技術を紐解く!
【FOE-4】次世代高速光通信技術
【FOE-5】巨大化するデータセンタを支える光技術
【FOE-6】【基礎講座】初日に学ぶ 光ファイバ・光デバイス、光測定の基礎
【FOE-7】5G/Beyond5Gに向けた光通信技術の最新動向と取組み
【FOE-8】自動運転を支える光応用技術
【FOE-9】 5G/Beyond5Gとそのエッジコンピューティングに関する最新市場動向
【FOE-10】 世界をつなぐ最先端ネットワーク 海底ケーブルの最新動向

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