通信・放送Week2018開催直前 主催者インタビュー
INTERVIEW 有料~前年比3倍の事前来場登録者数、通信や放送のトップが多数参加する開会式、豊富なセミナー~
4月4日から東京ビッグサイトで開催される「通信・放送Week2018」。今年から西ホールでの単独開催となる。事務局に取材したところ、事前来場登録者数が前年比の3倍と話しているので、今まで以上に盛況なイベントとなるだろう。
光通信、次世代モバイル通信、映像伝送、4K・8K機材の最新情報が集まる4つの専門展で構成される「通信・放送Week2018」は個々の専門性の高さと、各分野同士の親和性の高さから、実りのある商談展となることが期待できる。今回は通信・放送Week事務局長の土屋勝利氏から、会場を回る際のポイントを聞いた。
OPTCOM:来場登録数が急激に増えましたね。
土屋事務局長:通信と放送の親和性が高いこともあり、来場登録数の増加に繋がったのだと思います。世の中で4Kや5Gといったキーワードが注目される中、それを安定して伝送するのに不可欠な光通信は注目されています。海外からの来場も増えており、本展では出展社、来場者ともに通信や放送の専門家が集まりますので、改めて光通信がどういうものなのかを発信し、ムーブメントを作っていければと思います。
――:もともと商談展としての活気がありましたが、課題解決の具体的な提案となると、更に一歩踏み込んだ感があります。
土屋事務局長:これは出展社説明会でコンサルティングを始めたことによるものです。今まではビッグサイトの広い会場で全体的なご説明をしていましたが、今回は一社ずつご説明する方法に変え、展示方法などの質疑応答を重ねました。その結果、弊社のノウハウをお伝えしていく中で、今まであまり効率的な商談ができていなかったことが浮き彫りになった出展社もいらっしゃり、会期における目標や目的をより具体的にするなどの改善がありました。その中の一例として、光通信の大きなマーケットの1つであるデータセンタをターゲットに、課題解決の具体的な提案をするという声があったことから、我々がデータセンタ事業者に出展社の情報を提供し、課題の解決に繋がるのではないかとご連絡したことで、マッチングが増えています。
このデータセンタの事例はあくまでも一例ですので、その他の出展社も様々な分野で課題を解決する具体的な提案ができるように準備しています。ご来場の皆様には従来の展示会のイメージではなく、自分の課題を解決できる展示会ということで、出展社に積極的に声をかけて課題の相談をしていただければと思います。
――:開会式のテープカットはそうそうたる顔ぶれですね。
土屋事務局長:会期初日4月4日9:30から行う開会式には、総務省、通信事業者、放送局をはじめ通信、放送業界に携わるトップの方々にご参加いただきます。特に通信では5Gを推進する方々、放送では4K/8Kを推進している方々が多く集まっています。こうした方々が開会式後に展示会場を回られるので、非常に活気が出るでしょう。
そして、地方の事業者や放送局の方々にもテープカットにご参加いただいているのも特徴です。展示会というのはどうしても開催地の影響が強く出てしまいますが、今回は遠方からもテープカットにご参加いただきます。我々は地方創生を取り組みの一つとして掲げているので、これは良い傾向だと感じています。その一環として、3月から地方局限定の特別招待もアナウンスしています。
――:セミナーの数も増えましたね。
土屋事務局長:各展示会における基調講演クラスのセミナーや、従来からの光通信専門技術セミナー、そして今回は23のセッションから成るLPWAセミナーを新設しました。
LPWAセミナーは展示会場の中で開催します。ロウパワーの無線は実ビジネスとして活況な状況ですので、展示ブースとのシナジー効果を期待しています。LPWAセミナーは事前登録により無料で聴講できます。
一方で、基調講演の会場も前年比で1.5倍のスペースを確保しました。昨年までの基調講演も約1,000名の聴講者が集まる大きな講演でしたが、今年は次世代モバイルも加わり、更なる増員が予想されます。
――:最後に、来場者へのメッセージをお願います。
土屋事務局長:光通信、5G、4K・8Kとエッジを利かせた展示会となり、従来の光通信技術展とは大きく変わりました。出展社も積極的な提案をする展示に変わってきています。東ホールでもコンテンツに関する専門展を開催しますので、5Gや4K・8K時代の大容量コンテンツを知ることができ、会場で得ることのできる情報量は圧倒的に増えています。この規模の展示会で商談をし、セミナーを聴講するとなると、1日では時間が足りません。ぜひ、2、3日のスケージュールでご来場いただければと思います。
※展示会への入場には、1名につき1枚の招待券が必要となる。
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