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横浜にオープンラボを新設

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 古河電気工業は8月17日、技術開発力の発信や社外関係者との交流、議論を通じて新しい価値を創造する場として、オープンラボ(名称:Fun Lab)を同社横浜事業所内に新設すると発表した。オープン日は8 月22 日。同社は「今後、同施設を活用することで、お客様をはじめとする企業や大学、公的研究機関等との協業によるオープンイノベーションをさらに強化していく」としている。

オープンイノベーションを推進し、新事業創出に注力

 オープンイノベーションとは、自社技術に他社の技術やアイデア、サービスなどを組み合わせ、新しいビジネスモデルや研究成果、製品開発等を実現する新しい取り組みだ。
古河電気工業は、今年5月に発表した新中期経営計画「Furukawa G Plan 2020」の重点施策のひとつとして、「新事業の開拓加速」を掲げており、その実現のために「オープンイノベーションの活用」を強化している。

Fun Lab 内の展示スペース

Fun Lab 内の展示スペース

 同社は、今回発表したオープンラボを、長年培ってきた技術開発力を発信する場及び社外関係者との交流、議論を通じて新しい価値を創造する場としている。
 Fun Lab のコンセプトについて同社は、ゲストと「共知」(相互に相手の強みを認識しあい)、「共感」(相互の強みを活かした新しい価値観を共有し)、「共創」(共有した価値観を共同で膨らませて)し、オープンイノベーションを起こす場としている。

Fun Lab の概要

 同社のコア技術である「メタル技術」や「ポリマー技術」、「フォトニクス技術」、「高周波エレクトロニクス技術」を中心に、「超電導技術」、「ナノテク技術」、「エネルギー関連技術」の各分野における同社技術が紹介される。
 「共創エリア」では、全面ホワイトボードやアイディアマッチングボードで囲われたレイアウトを採用し、社外からのゲストとの議論を通じて新しい価値を創造しやすい場作りの工夫を実施するという。

Fun Lab ロゴマーク。同社が目指すオープンイノベーションの共創する楽しさのイメージをロゴで表現している。

Fun Lab ロゴマーク。同社が目指すオープンイノベーションの共創する楽しさのイメージをロゴで表現している。

 ロゴマークは古河のF を頭文字とし、楽しい(Fun)未来創造をイメージさせる革新を生み出す意味を込めたという。ロゴ中の配色は、同社技術の発展を「青色」、オープンイノベーションによりパートナーとなっていただく社外の技術を「黄色」、それらが融合して新しい価値を生み出す技術として「緑色」、そしてそれらがスパイラルアップして上昇していく様子を表現している。