IIJ、「福岡空港データセンター」を開設
データセンタ/LAN 無料 インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は6月27日、福岡県に「福岡空港データセンター」を開設し、2016年7月1日より運用を開始すると発表した。同データセンタは、IIJの国内21ヵ所目のデータセンタとなる。
福岡空港データセンタは福岡空港から徒歩圏内にあり、空路を利用した交通の便が良いだけでなく、博多駅まで地下鉄で5分程度という、アクセスに便利な都心に立地している。
同データセンタでは、高品質なハウジングサービス、大容量バックボーンネットワークに直結したインターネット接続サービスに加え、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)サービス」やバックボーン上にユーザ専用のプライベートネットワークを構築する「IIJ GIOプライベートバックボーンサービス」を一元的に提供する。ユーザは、同データセンタ内から「IIJプライベートアクセスサービス」を利用することでユーザ専用の閉域ネットワーク上でセキュアなクラウド環境を構築することが可能だ。
また、本データセンタの新設により、九州エリアのデータセンタ需要だけでなく、ディザスタリカバリやBCP対策の一環として、関東圏や関西圏から離れた九州エリアにバックアップサイトを構築したいというユーザのニーズに対応する。
福岡空港データセンターの主な特徴
高密度実装が可能なラックから小規模向けの分割ラックまでを用意
1ラック当たりの電源容量が標準で実効6kVAまで対応しているため、従来のデータセンタの約2倍の密度で機器を実装できる。また、ユーザの利用ニーズに合わせ、1ラック、2分割ラック、4分割ラック、8分割ラックのメニューから最適なハウジングスペースを選ぶことができる。
国内最高水準のティア4に適合
日本データセンター協会が策定したファシリティ評価基準の最高位であるティア4に適合した、安全かつ信頼性の高いファシリティを提供する。厳しいセキュリティ基準をもうける金融機関などが求める金融情報システムセンター(FISC)が提示する安全対策基準にも準拠している。
IIJのクラウドサービスとの接続性向上
ユーザは、ご契約いただいたラック内の自社設備とIIJ GIOを構内接続することにより、自社システムの延長として手軽にクラウドサービスを利用することができる。冗長化されたプライベートバックボーンネットワークを経由して、可用性の高い閉域接続でのクラウド利用が可能となる。
福岡空港データセンターで利用可能なネットワークサービス
- インターネット接続サービス
- IIJプライベートアクセスサービス