アライドテレシスは6月20日 、レイヤー2plusギガビット・インテリジェント・スイッチ「AT-x230-28GT」、アカデミック製品「AT-x230-28GT-T5アカデミック」の出荷を6月27日より開始すると発表した。「AT-x230-28GT」の標準価格は190,000円。「AT-x230-28GT-T5アカデミック」の標準価格は171,000円。

　AT-x230-28GTは、10/100/1000BASE-Tを24ポート、SFPスロットを4スロット装備したギガビットイーサネット・インテリジェントスイッチ。SFPスロットにオプション（別売）のSFPモジュールを追加することによりギガビット光ポートの実装が可能だ。AT-x230シリーズは、ループガードや多彩なセキュリティ機能を搭載するほか、SDカードトリガ機能によりファームウェアのバージョンアップや設定の反映をSDカードの装着をトリガとして自動的に行える。また、SDカードオートリブートをサポート。機器設定やファームウェアを保存したSDカードから起動することでPCレスでの作業が可能だ。
　さらに、AMF（Allied Telesis Management Framework）メンバー機能に対応し、ゼロタッチ・インストレーションやオートリカバリ機能により、事前設定や専門知識を必要としない正確で迅速な構築/運用を支援する。また、ファームウェアAlliedWare Plus「Ver.5.4.6-0.1」より、SES（Secure Enterprise SDN）に対応するなど、IoTネットワークの運用管理の効率化とセキュリティ強化に最適な製品となっている。

AT-x230シリーズの主な特長

AMF対応

　AMFは、ネットワーク上のスイッチやルータを仮想的な1台の機器として統合管理し、管理運用の「一元化」、「簡素化」、「自律化」によって、管理・運用に関わるコストの削減を実現するネットワーク仮想化機能。
　AMFは統合管理を行うAMFマスターと管理されるAMFメンバーからなり、AT-x230シリーズはAMFメンバー装置。

SES対応

　SESは、人事、IT資産、セキュリティサービスなどの各種アプリケーションと連動し、ユーザ端末への仮想ネットワークの自動形成や、ふるまい検知などセキュリティ強化機能による運用の高効率化をOpenFlow/SDN技術により実現したソリューション。AT-x230シリーズはSESソリューションにおけるエッジ・スイッチとして動作します。

充実したセキュリティ機能

　同一ポート上でIEEE 802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証の混在を可能とするTri-Auth機能や、同一ポート上でユーザごとに別々の認証方式で認証し、かつ異なるVLANを動的に付与するマルチプルダイナミックVLANなどさまざまな認証機能に対応する。また、SSH、SNMPv3などの暗号化・認証機能、セキュリティ機能をサポートしている。