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ジュピターテレコム、大分ケーブルテレコムの経営権を取得し連結子会社化

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 ジュピターテレコム(以下、J:COM)と、大分ケーブルテレコム株式会社(以下、OCT)は5月23日、J:COMがOCTの発行済み株式の過半数を地元株主等から譲り受け同社を連結子会社とすることに合意したと発表した。
 株式譲受日は2016年6月28日(予定)※本取引は、国内の競争法関連当局の承認が得られること等を条件として、完了する予定。

 1989年に設立されたOCTは、大分県の約70%のエリアをカバーする県内最大のケーブルテレビ事業者だ。大分市や由布市を含む10市1 町のエリアにおいて事業を展開しており、多チャンネルテレビ、高速インターネット接続、固定電話の3サービスを中心に提供。総加入世帯数は約11万世帯にのぼる。昨年5月には、国内のケーブルテレビ事業者として初となる10G-EPONシステムのフィールド実験を行い、注目を集めた。
 OCTは、昨今の競争環境の激化等を背景に、業界最大手であるJ:COM グループに加わり更なる成長を図っていくことを決定し、J:COMは、OCT発行済み株式の過半数を保有する各株主とこのたび株式譲渡契約を締結したという。
 J:COMは、九州においては福岡県や熊本県で事業を展開しており、OCTのサービスエリアとも近接していることから、営業・マーケティング面や商品・サービス面など、多方面にわたる相乗効果が期待できる。OCTがグループに加わることにより、J:COMグループ全体の総加入世帯数は505万世帯から516万世帯に拡大する(両社数値単純合算)。連結化後、OCTの代表取締役社長には、J:COM上席執行役員の中谷博之氏が就任する予定であり、今後は両社それぞれの強みを発揮し、地域や業界の一層の発展に貢献していくとしている。