南アジア・中東・西欧を結ぶ光海底ケーブルシステムを高速大容量化

　三菱電機は5月19日、南アジア・中東・西欧を結ぶ総延長約12,000km の光海底ケーブルシステムの100Gbps 波長増設プロジェクトを、8 カ国9 社の通信事業者で構成するIMEWE CableSystemコンソーシアムから受注したと発表した。
　三菱電機は、全ての陸上端局装置の製造を担当し、最新機種である「MF-11200GWS」を2016 年第2 四半期に納入する予定だという。なお、このプロジェクトは、2012 年の40Gbps波長増設プロジェクトに続いての受注となる。

製品の特長

　100Gbps コヒーレント技術により伝送信号を現状の40Gbps から100Gbps に高速化しており、周波数利用効率の向上により、最大伝送容量5,600Gbps を実現。
　1ラックあたりのデータ収容効率が従来の2 倍(※1)に向上、データ量あたりの消費電力も大幅に削減(※1)している。（※1：40Gbps 伝送対応の同社従来機MF2800GWL との比較）

IMEWE のネットワーク図（全10 局）