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日立ハイテクが、シスコのSplunkソリューションを用いた実証実験に合意

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グローバルデジタルプラットフォームのオブザーバビリティの実現へ

 シスコシステムズ(以下、シスコ)は2月6日、日立ハイテクが、自社のデジタルプラットフォームを対象として、シスコの「Splunk AppDynamics(旧AppDynamics)」および「Splunk Observability Cloud 」と「Splunk Cloud Platform」ソリューションを用いた実証実験について合意したことを発表した。

 日立ハイテクとシスコが実施する本実証実験は、日立ハイテクのデジタルプラットフォームの健全性を一元的、かつリアルタイムにエンド・ツー・エンドで把握することを目的にしている。
 この実証実験では、フルスタックでのオブザーバビリティを実現するシスコ製品、Splunk AppDynamicsおよびSplunk Observability CloudとSplunk Cloud Platformを用いて、ステークホルダーの要求に応えるために必要なベストプラクティスを提供する。さらに、複雑化したマルチクラウド・ハイブリッド環境でも自由に設定可能なエージェント等を活用し、仮説検証を支援する。
 SAP S/4HANA環境からインフラも含むデジタルプラットフォーム全体のレジリエンスとデジタルエクスペリエンスの向上に寄与するオブザーバビリティを実現する。

 日立ハイテクのデジタル推進統括本部 クロスドメインプラットフォーム本部長である金成 裕司氏は「日立ハイテクは、次の10年の成長戦略をサポートする基盤整備の一環として、当社のグローバルデジタルプラットフォーム全体をEnd to endに一元的、かつリアルタイムに知る、オブザーバビリティの実現をめざしている。実現にあたってはシスコ/Splunkが保有する『FSOのベストプラクティス』を活用することで、システム、ネットワーク障害の把握のみならず、ビジネスインパクトの指標化、アプリケーションのレスポンスやデータフローの可視化までを含めた、全てのステークホルダーにとって有効なオブザーバビリティダッシュボードを実現したいと考えている。今回の共同実証実験が、当社のデジタルプラットフォーム強化推進の更なる加速となることを期待している」とコメントを出している。