シスコが、防衛省陸上幕僚監部と「サイバーセキュリティ・ITインフラ分野の連携・協力に関する覚書」を締結
DX/IoT/AI 無料高度サイバーセキュリティ・ITインフラ分野の人材育成を強化
シスコは7月23日、防衛省陸上幕僚監部(以下、陸上幕僚監部)と「サイバーセキュリティ及びITインフラ分野の連携・協力に関する覚書」(以下、本覚書)を締結したと発表した。
この連携により、シスコは陸上幕僚監部及び陸上自衛隊のサイバーセキュリティ・IT関連の人材育成及び体制強化に協力し、高度なスキルを習得できるよう研修の受け入れや教育プログラム「シスコ ネットワーキング アカデミー」の提供などを実施する。
セキュリティ対策及びITインフラ運用に関する情報交換:世界で最も信頼されているビジネス向け脅威インテリジェンスチームの1つであるCisco Talosが収集・分析するセキュリティ関連情報・脅威情報を共有し、陸上幕僚監部および陸上自衛隊のサイバーセキュリティ対策とITインフラ運用能力の向上に協力する。
サイバーセキュリティ・ITに関する人材育成協力:シスコは、高度サイバー人材育成に向けた支援を行う。また、シスコのIT人材育成プログラムを提供し、組織全体の人材育成にも協力する。
Cisco Trustworthy Systemに関する情報提供:Cisco Trustworthy技術はシスコの製品やソリューションの堅牢性を強化する技術。シスコの保有する保全体制及びプロセスに関する情報提供を行い、サプライチェーン・リスクの軽減に協力する。
シスコシステムズの代表執行役員社長である濱田義之氏は「この度、防衛省陸上幕僚監部様と本覚書を締結できたことを大変嬉しく思っている。先日シスコは、日本のナショナルセキュリティとデジタルレジリエンスの強化に向け、サイバーセキュリティ センター オブ エクセレンス (CoE) を日本に開設することを発表した(当サイト内関連記事)。この取り組みの一環として、今後5年間で新たに10万人のITおよびサイバーセキュリティの学習者に研修を提供するという目標も設定しているが、防衛省職員の皆さまの人材育成においても、シスコ ネットワーキング アカデミー プログラムの無償提供や人員交流プログラムを通じて、シスコは引き続き貢献していく」とコメントを出している。