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一芯双方向の光ファイバ網での家庭向け10G-EPON通信と 法人サービス向けICE-Xコヒーレント通信の重畳試験に成功【住友電工】

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 住友電工は9月27日、家庭向けの10G-EPON通信と、Infineraの法人サービス向け高速通信を実現するICE-Xコヒーレント通信が、一本の光ファイバで通信できることを、8月に住友電工 大阪製作所にて実証したと発表した。同実証は、業界初の試みとなる。

 同実証では、一般的なFTTHサービスに用いられる一芯双方向の光ファイバ網の模擬環境を住友電工 大阪製作所実験室内に構築し、住友電工のFTTH向けPON装置製品「FSU7100」を使用したPON通信と、Infineraの光トランシーバ「ICE-Xコヒーレント通信トランシーバ」を装着させた、住友電工が開発中の「FTU9100(メトロ向け集線イーサネットスイッチ)」を使用した高速通信が、PON通信で使用する一本の光ファイバで同時伝搬することに成功したという。
 住友電工は「異なる波長を使用した多重通信により、家庭向け光インターネットサービスと同時にICE-Xコヒーレント通信の特徴である高速通信サービスが提供可能となる。 InfineraのICE-Xコヒーレント通信と、当社の培ったアクセスネットワーク製品の経験の組み合わせにより、PON通信用途で既に敷設されている光ファイバ網を使用しながら、通信速度を格段に向上させる。5Gやエッジコンピューティングなどの新しいサービスへの対応が期待される」と説明している。

実証試験の概要

 住友電工は「当社は今後も、インターネットアクセス機器事業の経験を用いて、InfineraのICE-Xコヒーレント技術の特徴を活かす製品開発を進め、通信ネットワークの高速・低遅延化の実現に貢献していく」との考えを示している。

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