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エクイニクス、東京で第二番目の ハイパースケーラー向けデータセンター「TY13x」を開設

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あらゆる企業がクラウドとの接続を享受し、DXを実現できる環境を提供

 エクイニクスは6月30日、東京におけるクラウド需要の増加に対応するため、「TY12x」に続き、東京で2ヶ所目のxScaleデータセンターとなる「TY13x」を開設したことを発表した。(情報提供:PR TIMES)

 エクイニクスは「『TY13x』は、世界の大手クラウドサービスプロバイダ(ハイパースケーラー)特有の『大規模、ラックあたりの高い電力密度、堅牢』という運用ニーズに応えるように設計されている」と説明している。

xScaleデータセンター「TY13x」完成予想図

 IDCでは、日本のパブリッククラウドサービス市場は、2021年から2026年にかけて年平均成長率(CAGR) 20.8%で成長し、2026年の市場規模は2021年の約2.6倍となる4兆2,795億円に達すると予測している。「TY13x」 は、日本のビジネスと経済をサポートするソリューションとサービスを提供するハイパースケーラーをタイムリーにサポートする。ハイパースケーラーがエクイニクスでの利用を拡大することで、エクイニクスのプラットフォームを利用している 10,000社を超える企業は、ハイパースケーラーへのより迅速で快適なアクセスが実現される。

 「TY13x」は、ハイパースケール合弁事業のグローバルポートフォリオの中で12番目に開設されたxScaleデータセンターだ。この合弁事業が完了する最終フェーズでは、世界36拠点に対する同ポートフォリオの投資は80億ドル(約1兆1,200億円)を超える規模となり、720メガワット(MW)以上のIT電力供給を実現する。

発表の主なポイント

  • TY13xは、千葉県印西市に建設されたTY12xに隣接している。第1フェーズで8MW、フル稼働時には36MWのIT電力を供給する予定だ。エクイニクスはハイパースケール向けデータセンターに加えて、東京で11ヶ所のInternational Business Exchange(IBX)データセンターを運営し、ハイパースケーラーや企業向けに信頼性の高いインターコネクション(相互接続) およびJPIX、JPNAP、BBIX、Equinix Internet Exchangeなどの国際および主要なローカル インターネット エクスチェンジへの戦略的ネットワーク アクセスを提供している。エクイニクスは「TY13xのお客様は、各自で選定したネットワークプロバイダを経由で、これらのエコシステムと接続できるようになる」と説明している。
  • エクイニクスがIBXデータセンターを運営する71の都市圏では、ハイパースケーラーのサービスへの接続のうち40%以上がエクイニクスのデータセンターを使用しており、データセンターの中で最多となる。エクイニクスは「東京の当社データセンターも、Alibaba Cloud、Amazon Web Services、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloudをはじめ、東京で最多のクラウドサービスへの接続を提供している」と説明している。
  • エクイニクスが先日発表した年次市場調査「グローバル インターコネクション インデックス 2023」によると、東京は引き続きアジア太平洋地域のインターコネクション(相互接続)の成長をリードしており、東京のインターコネクション帯域は2025年までに1,758Tbpsに達し、その約40%はクラウドサービスプロバイダとネットワークサービスプロバイダによってもたらされると予測されている。
  • エクイニクスは、東京のTY12xおよびTY13x、大阪のOS2x、シドニーのSY9x、ダブリンのDB5x、フランクフルトのFR9xおよびFR11x、パリのPA8xおよびPA9x、ロンドンのLD11xおよびLD13x、サンパウロのSP5xと、これまで世界に12のxScaleデータセンターを開設している。既存のxScaleデータセンターの供給IT電力は合計約175MWで、さらに2024年中には、現在開発中の9のデータセンターで合計80MW以上のIT電力を供給する予定だ。
  • 日本では、TY12xおよびOS2xで合計約20MWのIT電力を供給し、ユーザの成功をサポートしてきた。

 IDC JapanのITサービス リサーチディレクターである松本 聡氏は「日本でのDXやデータドリブンなビジネスに関する企業の意識は高まっている。パブリッククラウドサービスの利用増加によってIT関連の支出割合が増えており、こうしたサービスをより有効に使う企業も増えている。ハイパースケーラーは、高まるクラウド需要に対応するために、対応能力を上げる必要があり、ハイパースケーラーのニーズに応えたデータセンターサービスの需要は今後も伸びて行くだろう」とコメントを出している。

 エクイニクス日本法人の代表取締役社長である小川 久仁子氏は「ハイパースケーラー各社様と企業の皆様のデジタルビジネスの加速、競争力の強化にお役にたてることを大変嬉しく思っている。TY13xの開設により、ハイパースケーラー様特有の仕様や運用要件にお応えし、企業様の加速するクラウド需要に対応することで、今まで以上にデジタルビジネスの推進をご支援できると確信している。今後もPlatform Equinixの進化により、あらゆるお客様のご要望にお応えしていく」とコメントを出している。