SCSKが、住友商事グループ会社のネットワークアクセスを支える共用基盤として「A10 Thunder CFW」を採用【A10ネットワークス】
データセンタ/LAN 無料最大6万セッションのトラフィックを処理し、ライセンスコストの削減にも貢献
A10ネットワークス(以下、A10)は4月14日、SCSKが、35社の住友商事グループ会社のネットワークアクセスを支える共用基盤として、統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」を導入したことを発表した。
導入背景
住友商事グループのシステムインテグレーターであるSCSKは、金融をはじめとするあらゆる業種をターゲットに、コンサルティングやシステム開発など、ビジネスに求められる全てのITサービスを提供している。同社では、35社のグループ会社が利用する共通ネットワーク基盤”スカイネット”を2000年前後に整備し、継続的に刷新を行ってきたが、今回クラウドを中心としたSecure Access Service Edge(SASE)基盤への移行を進めることになった。
従来運用してきたWebフィルタリングの機能が利用できること、そして将来的なSSL処理の増加に備えてSSLの暗号・復号処理が可能であることを決め手として「A10 Thunder CFW」の採用を決定しました。
導入効果
A10 Thunder CFWは、トラフィックやWebアクセスの制御機能に加え、SSL復号による脅威の可視化を実現するSSLインサイト機能、ファイアウォール機能など、プロキシとして必要な機能を1つのBOXに搭載したソリューションだ。
現在は、アクティブ・スタンバイ構成で同社が管理するデータセンタ内にA10 Thunder CFWが設置され、基盤を利用する事業会社の通信を全てプロキシ経由で行う構成となっている。約5000のIP数と最大6万セッションほどのトラフィックが処理できるよう設計されている。
住友商事グループ35社のネットワークアクセスを支える共用設備として安定稼働を継続しており、ライセンスコストの削減にも大きく寄与している。
同社は、今後もSASEを含めたネットワークの全体設計を見直していく中で、SSL可視化機能によるセキュリティの強化など、豊富な機能を備えるA10 Thunder CFWの活用拡大を検討しているという。