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Hexagonと富士通が、シュトゥットガルト市において都市課題解決に向けたデジタルツイン・プラットフォームを提供開始

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 Hexagon Safety, Infrastructure & Geospatial division(以下、Hexagon)と富士通は11月29日、両社で構築したデジタルツイン・プラットフォームを活用し、ドイツのシュトゥットガルト市の「Urban Digital Twin project」を支援する取り組みを開始すると発表した。

 同デジタルツイン・プラットフォームは、Hexagonの可視化ツール「M.App Enterprise」、IoTフレームワーク「Xalt | Integration」と富士通が提供するクラウドインフラストラクチャーサービスにより構成されており、収集した様々なセンサ情報から、空気、水道、交通など、都市環境におけるインフラ状況のモニタリングや分析が可能となる。これにより、シュトゥットガルト市の都市環境最適化に向けた意思決定を支援するという。

 両社は「本取り組みは今後、都市の持続可能性の促進と市民生活の改善に向けた、より広範囲での都市データの活用に発展していく」としている。
 同デジタルツイン・プラットフォームの詳細はHexagonグループが主催するグローバルカンファレンス「HxGN LIVE Japan 2022」(11月29日~)で紹介される。

 両社は、2022年6月に、社会課題解決に向けたデジタルツイン技術領域での提携を発表しており、本件はその提携に伴った取り組みの第一弾となる。両社は「今後も、持続可能性に関する社会課題を解決するユースケースの構築や、ユースケースを実現するためのソリューションの提供を、アジリティをもって推進していく」との考えを示している。

 シュトゥットガルト市のhead of ITであるJens Schumacher氏は「シュトゥットガルト市の『Urban Digital Twin project』は、私たちのオフィスに膨大な量のモビリティと環境データを提供し、Hexagonと富士通のIoT分析プラットフォームは、そのデータを使って私たちの都市の最適な判断をサポートしてくれるだろう」とコメントを出している。

 Hexagon’s Safety, Infrastructure & Geospatial division のEMEA担当SVPであるMaximillian Weber氏は「シュトゥットガルトは、持続可能性、安全性、モビリティなど、今日の最も差し迫った都市の課題を、リアルタイムのデータ分析を使って解決する模範的なモデルだ。シュトゥットガルトや富士通と協力して、市の未来をより良くするためにデータを活用できることを誇りに思っている」とコメントを出している。

 富士通の執行役員 EVPである高橋美波氏は「Hexagonとのパートナーシップを拡大し、都市の課題を解決できることを嬉しく思っている。シュトゥットガルト市の環境データをリアルタイムで分析できるサービスをHexagonと共同で提供し、住民サービスの向上に貢献する。富士通は、今後も、『Fujitsu Uvance』の『Trusted Society』、すなわち、人々が平和と繁栄の中で共に暮らすことができ、持続可能で、強靱な社会の実現をめざす」とコメントを出している。