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メタバース、デジタルメディア分野および5G evolution、6Gの技術分野における協力に向けてSKテレコム社と基本合意

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 NTTドコモ(以下、ドコモ)は11月21日、日本、韓国を含むグローバル市場における事業の競争力強化に向け、韓国を代表する通信事業者のSKテレコム(以下、SKT)とスマートライフ事業(非通信事業)分野、次世代通信インフラ技術分野において協力関係を構築するべく検討を進めることに合意したと発表した。
 11月18日に基本合意書を締結し、11月21日(月曜)から検討を開始する。

 スマートライフ事業分野では、両社の映像事業の競争力強化に向けて、オリジナルコンテンツを共同で制作し、両社の映像配信プラットフォームで提供するなどの協業を検討していく。また世界市場での映像事業拡大を見据え、両社の映像事業の連携なども検討していく。
 また、両社の新しい事業領域であるメタバース関連サービスにおいて、バーチャル空間で提供される各種コンテンツ(3Dモデル、ボリュメトリックビデオ、バーチャルシティなど)の共同制作に向けた取り組みや、長期的には両社プラットフォームの接続も視野に検討を進める。

 次世代通信インフラ技術分野では、両社がすでに商用サービスを開始している5Gのさらなる発展として、5G evolutionに関わる技術協力の検討を進める。具体的には、5G SA、ミリ波活用促進、ネットワークのエナジーセービング、Open RAN/vRAN技術を検討する。また、5G evolutionの先として位置づけられる6Gにおいても両社のコンセプト、スケジュールの整合をとり、標準化、研究開発を共同で主導することによる6G世界の実現をめざす。
 具体的には、実証実験を来年以降に共同で実施することを検討する。NTTは「これらの取組みは、NTTが促進するIOWN構想につながるものであり、IOWN Global Forumとの連携を実施する」としている。

 SKT代表取締役社長 ユ・ヨンサン氏は「今回の基本合意書は、日本、韓国を代表する通信事業者間の協力という点で非常に重要な意味を持つ。NTTドコモとICT分野での協力を続け、代表的な成功事例を作り出せるように取組む」とコメントを出している。

 NTTドコモ 代表取締役社長 井伊 基之氏は「両社の技術力とこれまでの事業経験で培ったノウハウを組み合わせることで、グローバル市場における新たなサービスやビジネスを創出し、多くのお客様に最先端の感動を体験いただけることを期待している。これから両社の事業をより一層発展させていきたい」とコメントを出している。