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アクセルラボが、IoTエンジン「alie+」をAPI提供開始

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スマートホーム開発で培ったIoT技術を、あらゆる業界に展開

 アクセルラボは10月26日、スマートホームサービス開発で培ったIoTエンジン(IoTを制御するシステム)のAPI提供を開始することを発表した。(情報提供:PR TIMES)
 IoTエンジンの名称は「alie+(アリープラス)」。同社は「スマートホームだけではなく、IoTで事業のDX化を考えている多くの業界に提供していく」との方針を示している。

「alie+」のロゴ(商標登録出願中)。シンボルマークは登山やクライミングで使われるロープと人を繋ぐ道具「カラビナ」をモチーフに使用し、「alie+」のIoTサービスと既存のプロダクトやサービスを安全確実に繋ぐことを表現しているという。

「alie+」提供の背景
 同社では、2019年より不動産事業者向けにスマートホームサービス「SpaceCore(スペースコア)」を提供している。新築や既存、戸建てや集合住宅等住居形態問わず、あらゆる住居に導入が可能という強みが評価されており、2022年9月末時点で全国200社以上、18,000戸以上に導入されているという。
 IoTという言葉が国内で徐々に浸透している中、その技術を取り込んだ事業開発や省人化・生産効率向上を目指す企業が増えてきている。しかしながら、IoTを導入する場合、機器調達・検証・サポート・設置など、業務負担が大きく、導入ハードルが高いという課題もある。アクセルラボは「当社では、これまでSpaceCoreの提供を通じて、不動産・建築業界を始め、様々な業界からスマートホームの導入やIoTエンジンの提供に関するお問い合わせをいただいていた。この度、当社のIoTエンジンにより、IoTの導入障壁を下げ、企業や社会の抱える課題の解決の一助とするため、IoTエンジン『alie+』を提供することになった」としている。

「alie+」の概要
 「alie+」は、スマートホームサービス「SpaceCore」でも活用をしているIoT機器の制御や機器同士の連動を可能にするシステム。ユーザは「alie+」のAPIを組み込むことによって、IoTを活用したシステムの開発がよりスピーディーかつコストを抑えて進めることができる。
 提供開始時点において、「alie+」のAPIで制御できる機器は「SpaceCore」で採用している20種類以上のIoT機器となるが、今後はAPI利用者の目的に応じたIoT機器の追加にも適宜対応していくという。

「alie+」の展開イメージ

「SpaceCore」の概要
 「alie+」を活用したスマートホームサービス「SpaceCore」は、新築・既存物件、集合・戸建に限らず導入が可能だ。IoT機器を設置し、専用アプリで家電製品や住宅設備が連動するオートメーション化や遠隔操作可能になる「スマートホーム機能」、物件のオーナーや居住者との契約事や日々のコミュニケーションが円滑におこなえる「リレーション機能」、住んでいる地域に関する様々な生活サービスをユーザが利用できる「生活サービス機能」を備えている。

連携・協業を行うプログラム「works with alie+」
 国内外の様々なスマートホームデバイスや住宅設備と連携・協業を行うプログラム。事業者やエンドユーザは「alie+」のAPIを通じて、「works with alie+」で連携したIoT機器や住宅設備を操作できる。

「alie+」のbuilt-in領域。サービス業、農業、セキュリティ業界など、幅広い業界で「alie+」を組み込んだサービス提供を可能にする。IoT技術を活用したシステム開発や新規事業ローンチのコストを削減が見込まれる。

「alie+」の提供例
・行政や地域と連携したスマートシティ構想の実現。
・IoT機器を活用したモニタリング・動体検知と、決済システムや予約管理システムを組み合わせた無人店舗や施設の実現。
・スマートビルOSと連携した空調・照明機器の実制御の実現。
・各種センサーデバイスと業務用システムを連携した、医療機関や介護施設向け見守りシステム構築の実現。
・気象観測システム等と連携した、気象警報の状況把握や通知、それに伴った住宅設備の自動稼働の実現。

 アクセルラボは今後の展開について「IoTエンジン『alie+』は、これまで『SpaceCore』が対象にしていた不動産・建築業界以外にも、様々な業界・領域での技術提供や企業連携を行い、企業や社会の抱える課題解決の一助を担っていく」との方針を示している。

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