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シスコが、よりスマートな職場体験を構築するため、Cisco MerakiのIoTとWi-Fi 6Eポートフォリオを拡充

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 シスコシステムズ(以下、シスコ)は4月11日、クラウド管理型ネットワーク製品「Cisco Meraki」のIoTおよびLANポートフォリオの拡充を発表した。

 同社は「この数年で働き方が大きく変わり、場所にとらわれずにハイブリットワークを実現するためには、スマートで安全な職場環境が不可欠だ。Cisco Merakiは、優れたカスタマー エクスペリエンスの提供を製品開発の主眼にしており、最高峰のネットワーキングやセキュリティ、IoTを融合することで、シームレスにスマートスペースやハイブリッドワーク環境を構築できるようにした」と説明している。

 サマリーは次の通り。

  • Cisco MerakiはIoTポートフォリオを拡充し、屋内用エアクオリティセンサー MT14、スマート オートメーション ボタン MT30、スマートカメラMVの新しいアナリティクス機能の提供を開始
  • 今回のポートフォリオの拡充により、拡大する企業のニーズへの対応やCisco Merakiが提案するスマートスペースの実現が可能に
  • 業界初となるハイエンドのWi-Fi 6Eアクセスポイントで、ハイブリッドワークに必要な速度、性能、セキュリティを提供

スマートスペース

 ハイブリッドな世界は人々の働き方を多様にし、企業や組織は、これまで経験したことのないような変化し続ける環境に迅速に対応することが求められている。ソーシャルディスタンスや密回避など、健康や安全への関心が高まった現在、人、モノ、場所を簡単かつ適切に配置することが肝要だ。
 組織は、職場などの空間のインサイトを得ながら、データ分析のし、管理やプロセスを自動化し、サスティナビリティを強化する「スマート スペース」の実現に向けて取り組みを始めている。
 シスコは「Cisco Merakiは、自社のスマートカメラや環境センサーといった豊富なエコシステムパートナーのソリューションにより、これまでに何千ものスマートスペースを実現させている。このたびの新しいセンサーとビデオ分析機能は、スマートスペースの進化を一層加速させるものだ」としている。

屋内用エアクオリティセンサー: 新製品のMT14は、室内全体の空気の品質に関するインサイトを提供し快適さと安全性を高める屋内用空気質センサー。
湿度、総揮発性有機化合物(TVOC)、PM2.5、環境騒音レベルを測定して、より健康で快適な環境を構築できるようにする。

スマート オートメーション ボタン: MT30はボタンを押下すると、事前に設定したアクションをトリガーするスマート オートメーション ボタン。
設定にはCisco Merakiダッシュボードに新たに追加されたオートメーションビルダーを使用する。学校で授業中にWi-Fiをオフにしたり、店頭でのスタッフの呼び出し、製造ラインでの材料補充、省エネのためのオフィス照明の管理など、設定次第であらゆるタスクを自動化できる。

新しいビデオ分析機能: カスタムのコンピュータビジョン(CV)モデルが、第2世代のMVスマートカメラで利用できるようになった。
カスタムAIモデルが搭載されたことで、デバイスのエッジコンピューティング能力を活用して、たとえばレストランの品質管理や倉庫のパレット利用の最適化、デスクの利用状況など、独自のビジネス課題に対処できるようになる。

Meraki MTセンサーのラインアップ

ハイブリッドワーク

 昨今、あらゆる規模の企業が大規模なデジタル変革に向けてIT計画を見直してきた。クラウドサービス、IoT、人工知能(AI)や機械学習(ML)、オンライン会議システムなど、さまざまなITの利活用に取り組んできた。
 こうした企業のITを活用しながらハイブリッドワークを実現するには、ミッションクリティカルなアプリケーションに対する信頼性の高い接続、ネットワークの強度や障害回復力、変化に対応できる運用体制が欠かせない。シスコは「本日発表する新しいワイヤレスネットワークとAIを活用した運用管理が、ハイブリッドワークのエクスペリエンスを高める」としている。

Wi-Fi 6E: 新製品のWi-Fi 6EアクセスポイントMR57は業界初となるハイエンドの6Eアクセスポイントとして、最も要件の厳しいハイブリッドなビジネス環境に対応する。
Wi-Fi 6Eテクノロジーは容量を拡大し、ギガビットを超えるパフォーマンスを実現する。

AIによる自律的な運用管理: AIを搭載したMeraki Healthは、ネットワーク全体のアシュアランスと最適化を、データを使ってシンプル化する機能。
Meraki Healthは、毎週23億を超える業界最高水準の膨大なMerakiプラットフォームのデータポイントを処理し、インサイトや最適化、推奨、提案する。トラブルシューティングにかかる時間を短縮するためのインサイトを提供したり、ネットワーク個別の問題をプロアクティブに修正、最適化するので、より自律的にネットワークを運用管理することが可能になる。データを活用した将来のアーキテクチャ計画も立てられるという。
シスコは「Meraki Healthによって、ITチームはセキュアなネットワークを従業員に提供し、場所にとらわれず、パフォーマンスやサポートを強化することができる」としている。

Meraki のフラグシップ製品、Wi-Fi 6E アクセスポイント「MR57」

製品提供開始時期
4月12日:
MT14 屋内用エアクオリティセンター
MT30スマートオートメーションボタン
第2世代MVスマートカメラ用カスタム CV モデル

4月19日:
MR57 Wi-Fi 6E アクセスポイント