センコーアドバンスのSN-MTコネクタ用に小型MTフェルールを開発
データセンタ/LAN 無料データセンタ等における次世代高密度接続の普及を促進
古河電気工業は3月3日、センコーアドバンスと協業し、高密度接続が可能な次世代の小型多心コネクタとして期待されるセンコーアドバンスのSN-MTコネクタ用に小型MTフェルールの開発・製造販売を行うと発表した。これにより、次世代高密度接続を実現し、データセンタ等における普及を促進するという。
背景
データトラフィックの急激な増大に伴い、データセンタでは従来以上に早急な光ファイバネットワークの大容量化が求められおり、併せて、ファイバ心数の増加に伴い光接続部の高密度化が急務となっている。既存のMPOコネクタでは高密度化に限界があることから、より小型の多心コネクタによる高密度化が期待されている。
内容
センコーアドバンスの次世代小型多心コネクタ、SN-MTコネクタにおいて、古河電工はセンコーアドバンスと協業し、小型MTフェルールの開発・製造販売を行う。SN-MTコネクタを用いることで、従来のMPOコネクタの2.7倍以上の高密度化が可能となる。開発した8心・16心の小型MTフェルールは4月からのサンプル供給を予定している。
16心SN-MTコネクタはMTフェルールのファイバピッチを200µmとしていることから、古河電工が展開している16心ローラブルリボンへも適用しやすく、超多心ケーブル(3456心、6912心等)と組み合わせることで、端末を小型化したコネクタ付きケーブルを実現することができる。
古河電気工業は「本協業を通してセンコーアドバンスとともに両者製品の市場への浸透を図っていく」としている。
更新