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最高水準の性能を実現した28GHz 5Gミリ波フェーズド・アレイ・アンテナ・モジュール『FutureAccess』の評価サンプル提供を開始【フジクラ】

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 フジクラは2月25日、5G基地局向け28GHz帯ミリ波フェーズド・アレイ・アンテナ・モジュール(PAAM)『FutureAccess』の評価サンプルの提供を開始した。

 現在、世界中の通信事業者が、5Gネットワーク(モバイルワイヤレスアクセス:MWA、固定ワイヤレスアクセス:FWA の両方)にミリ波を採用している。特に米国市場ではミリ波の展開が進んでおり、トップオペレータはミリ波ネットワークとユースケース(屋外、屋内、リピーター/リレーなど)を拡大させている。
 そして、ミリ波ネットワークの展開を加速させ、その勢いを持続させるために、基地局メーカーと通信事業者は、最高性能のミリ波コンポーネントを必要としている。
 フジクラが開発した5G基地局向け28GHz帯ミリ波PAAMは、5Gミリ波基地局に求められる最適な構造、性能、消費電力、総所有コスト(TCO)を実現し、このお客様のニーズに応える。また、従来の統合型5G RANだけでなく、新たなO-RANやvRANアーキテクチャにおいても業界最高水準の性能を提供する。
 フジクラは「今後、さらなる最適化を図りながら、28GHz以外の他の5Gミリ波帯にも本技術を展開する予定だ」としている。

 フジクラ電子応用技術R&Dセンターのセンター長である西出研二氏は、今回のサンプル提供の開始について「ミリ波は現在の5G通信にとって重要なだけでなく、Beyond 5G/6Gネットワークにとっても重要な基盤となる。フジクラは、この技術に長期的に取り組んでいる。このたび、クラス最高の性能、消費電力、TCOを誇る『FutureAccess』のサンプルをお客様に提供できることを嬉しく思う。現在、COVID-19によるサプライチェーンの問題で、業界はかつてない困難に直面している。フジクラは、サプライチェーン パートナーと密接に連携し、この短期的な問題に対処している。技術的な性能に加え、コスト、リードタイム、品質・信頼性、サプライチェーンの継続性をすべて高レベルで提供していく」とコメントを出している。

 フジクラ は2022年4月より、『FutureAccess』を一部のユーザ向けに評価サンプルの提供を開始する予定だ。また同時期に、評価用ボードの提供も開始する予定だという。

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