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ひまわりネットワークが、GIGAスクール対応ネットワーク構築のためA10 Thunderシリーズを導入

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約4万のデバイスのIPアドレス変換を担うCGN基盤を構築し、快適な教育環境を支えるネットワークを実現へ

 A10ネットワークス(以下、A10)は2月18日、ひまわりネットワークが、GIGAスクール構想対応のネットワーク構築のためにA10のアプリケーションサービスゲートウェイ「A10 Thunderシリーズ」を導入したことを発表した。

導入背景
 ひまわりネットワークは、愛知県の豊田市・みよし市・長久手市を事業エリアとして、ケーブルテレビ事業を中核に、インターネットや電話サービスを展開している。同社は、市内の小中学校および教育委員会に対して、個人情報のやり取りやインターネット接続のための専用ネットワークを提供しており、文部科学省主導で推進されているGIGAスクール構想への対応に迫られた。
 既存の専用ネットワークにてGIGAスクール構想に必要な帯域を確保すると、運用コストが増大してしまうため、同社はインターネット回線を介した新たなネットワーク環境を構築することを決定した。新たな環境で必要となったのが、各学校のIPアドレスの体系を変更せずに、約4万台のデバイスのプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換するための「CGN(キャリアグレード NAT)」基盤だ。
 同社は、授業を妨げることのない安定感のあるCGN基盤を構築できるソリューションとして、放送・通信事業者における豊富な導入実績と性能の高さを決め手に、A10 Thunderシリーズの採用を決定したという。

導入効果
 A10 Thunderシリーズは、大規模なIPアドレス変換を担うCGNをはじめ、サービス事業者や企業が可用性とセキュリティを確保するための多様なネットワーク・セキュリティ機能を提供する。ハードウェアの性能を最大限に引き出す独自OSにより、大規模な同時接続に対する高速処理を実現し、放送・通信事業者において豊富な採用実績を有する。
 ひまわりネットワークは現在、市内の104校の小中学校および2施設に対して新たなネットワーク環境を構築し、約4万台のデバイスのIPアドレス変換をA10 ThunderシリーズのCGN基盤で行っている。ネットワークがボトルネックにならない、快適な教育環境のための安定したネットワークの実現にA10 Thunderシリーズが寄与している。
 今後同社は、DDoS対策機能などA10 Thunderシリーズの他のセキュリティ機能も活用することで、企業および自治体向けのサービスのセキュリティ強化も推進していく予定だという。