エクシオグループがローカル5G無線局免許を取得。準同期実験局(4.8~4.9GHz SA方式)
DX/IoT/AI 無料エクシオグループは12月16日、同社として初となる、ローカル5G準同期実験局の免許を取得したことを発表した。
同免許は、総務省の「令和3年度 課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」公募において、技術実証に活用するための基地局設備に使用する。
同実証では準同期局、同期局の2局のローカル5G基地局を用いて基地局間の干渉影響を検証し、フィールドとしては、北海道常呂郡訓子府町地内と、神奈川県横須賀市光の丘地内の2箇所での実施を予定している。
エクシオグループは同公募において10テーマに対して施工などに関わることが決定しており、各テーマの開発実証やユースケースの実現を支援していくことになる。
エクシオグループ関与の10テーマ
- 中山間地域でのEVロボット遠隔制御等による果樹栽培支援に向けたローカル5Gの技術的条件及び利活用に関する調査検討
- フリーストール牛舎での個体管理作業の効率化に向けた実証事業
- 道路における災害時の被災状況確認の迅速化および平常時の管理・運営の高度化に向けた実証
- 空港における遠隔監視型自動運転に向けた通信冗長化設計による映像監視技術の実現
- ローカル5GとAI 技術を用いた鉄道駅における車両監視の高度化
- 大都市病院における視覚情報共有・AI解析等を活用したオペレーション向上による医療提供体制の充実・強化の実現
- ローカル5Gを活用した高速道路トンネル内メンテナンス作業の効率・安全性向上に関する開発実証
- 港湾・コンテナターミナル業務の遠隔操作等による業務効率化・生産性向上の実現
- 中小企業における地域共有型ローカル5GシステムによるAI異常検知等の実証
- ローカル5Gを活用した閉域ネットワークによる離島発電所での巡視点検ロボット運用の実現
同社は「これから各テーマにおいては、実証コンソーシアム構成員と共に実証実験に取り組み、実証を通してローカル5G技術習得や、免許申請業務の知見を蓄積し、ローカル5G領域における新たなビジネスやサービスの創出をめざす」としている。